今村夏子 / 木になった亜沙

202046日初版 文藝春秋
想い通りにならず流転重ね変身してしまう女性描く3編がともに強烈。触ったものを誰も食べない女性が割り箸となって想い果たす表題作凄まじく細かな描写力も圧巻。ボールから逃げる主人公への声援が演劇的で鮮やか。