李琴峰 / 彼岸花が咲く島

2021年6月25日初版 文藝春秋
八重山諸島彷彿の架空の島を舞台に二ホン語や女語操る少女と少年たちの交流軸に描いて秀逸。中国、台湾、日本巡るやや強引な設定も近未来設定の強み生かした不気味さ見事、島の風習描写も興味深く芥川賞受賞も納得。