砂川文次 / ブラックボックス

2022年1月26日初版 講談社
芥川賞受賞作は自転車メッセンジャーとして働く男の日常を詳細に描き、後半大波乱も用意し迫力の一冊。自衛隊など転職重ね安定求める周囲の動きとの対比鮮やか。走り回る都心の地名、固有名詞頻出も時代性醸し奏功。