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藤田まこと / 剣客商売

2006年6月18日16:00 松竹座 金券屋購入チケで入場すると自民党府会議員後援会の貸切。開演前に総会開催され某大臣婦人も列席。藤田は芝居に歌にMCに懐の深い芸を適度な脱力加減で披露。ゲスト小柳ルミ子も含め商業演劇の意義を痛切に再確認。(飯野形而)

浪花花形歌舞伎 浪華騒擾記 大塩平八郎

2006年4月10日19:00 松竹座 大阪に相応しい素材に友情、恋愛、忠義を巧みに盛り込んだ好脚本ながら心打たない凡庸な芝居。二十代中心の浅草花形に比して、教授された型の継受は十分だが、新歌舞伎での芝居の自発的創出は未だ尚早か?(飯野形而)

浪花花形歌舞伎 土屋主税

2006年4月9日15:00 松竹座 地味な座組ながら浅草の歌舞伎ごっことは水準の違い見せる一世代上の上方花形による芝居は、翫雀がお家芸で堂に入った殿様ぶりの健闘。浅草で惨憺たる斧定九郎見せた亀鶴が大高源吾で思わぬ成長遂げ面目躍如。(飯野形而)

浪花花形歌舞伎 伊勢音頭恋寝刃

2006年4月9日12:00 松竹座 正月の義賢最期での壮絶な芝居に続き大役福岡貢演じた愛之助が大当り。歌舞伎座で同月同役演ずる叔父・仁左衛門と瓜二つの正統継承でピントコナ適格十分。妙見町宿屋からの通しで万次郎、青江下坂の意義も明確に極上芝居。(飯野形而)

尾上松緑 / 夏ノ夜ノ夢

2006年3月26日15:00 松竹座 松緑のシェイクスピア劇で厚遇された保田圭は腐っても元娘。芝居は松緑並に拙いが、ダンスとヲタ動員力で地力発揮。松緑のパックは、いたずら妖精の無邪気さ皆無で、忠義の奴にしか見えず。終始沈鬱な加納演出も魅力無し。(飯野形而)

梨園座 / 夢の仲蔵千本桜

2005年9月7日16:30 松竹座 演劇としての歌舞伎を標榜する梨園座第3作は肝心のミステリー部分の脚本に説得力欠き、義経千本桜ダイジェストの域を出ず。劇中劇部分で高麗屋でなく栄屋と声掛け、江戸の芝居風景を盛り上げる大向うに感嘆。(飯野形而)

十八代目中村勘三郎襲名披露 七月大歌舞伎 夜の部

2005年7月24日16:30 松竹座 唯一幕見が売れ残った大津絵道成寺で鴈治郎が五変化、7回の早替りも鮮やかに意気軒昂。研辰の討たれは歌舞伎座よりは好印象。野田演出の本質は大歌舞伎でなく小芝居であることを再認識。standing ovationの半強要は悪弊。(飯野形而)

十八代目中村勘三郎襲名披露 七月大歌舞伎 昼の部

2005年7月20日11:00 松竹座 沼津で平作演じた勘三郎は客席沸かすが、演技過剰で諄い。大阪ではかかる濃さで丁度との判断か、キャパ2倍の歌舞伎座を想定した大仰な芝居ということか?昼は配役少ない狂言ばかりで口上での役者の多さ目立つ。(飯野形而)

船乗り込み

2005年6月29日15:00 淀屋橋〜戎橋 松竹座七月大歌舞伎を前に看板役者を披露する水都ならではの水上パレード。勘三郎先頭に、淀屋橋発し、花外楼の粋な計らい、東横堀、道頓堀から戎橋まで、橋々の見物人に手を振り返す役者気分で約1時間のレア船旅。(飯野形而)

第二回浪花花形歌舞伎 義経千本桜

2005年4月22日15:00 松竹座 扇雀が忠信狐を華麗に激演。外連味たっぷりに派手に動ける体力と、狐の親子愛を情感豊かに演じきる技芸の双方を兼備した今の年齢ならではの見事な芝居。一方、静御前演じた翫雀は、鴈治郎似の女装マニアにしか見えず最悪。(飯野形而)

第二回浪花花形歌舞伎 仮名手本忠臣蔵

2005年4月17日18:30 松竹座 「歌舞伎の魅力」と題された前説にTシャツ姿の扇雀登場。串田、野田、えり子演出受けた彼ならではの歌舞伎の現在性説く興味深い芸談披露。翫雀の勘平は、しゃべり過ぎ落ち着きなく、勘平のダメ男ぶりを強調した演出。(飯野形而)

第二回浪花花形歌舞伎 菅原伝授手習鑑

2005年4月17日11:00 松竹座 上方若手総出演で三大義太夫狂言演じる注目企画の第一部は、愛之助を松王丸に配した車引と寺子屋。江戸荒事の先入観強いからか、車引は印象弱いが、寺子屋の愁嘆場は全員好演。中でも千代演じた扇雀の器用さ目立つ。(飯野形而)

坂東玉三郎11月特別公演 伽羅先代萩

2004年11月3日13:00 松竹座 女形最高の大役、政岡を玉三郎が激演。40分間ストーリーが全く展開せず、台詞も皆無、ただ米を炊く所作だけで忠義と親子愛を表現する、江戸の静かな演劇・飯炊は圧巻。八汐に扮する扇雀の憎々しげな好演が悲劇際立たす。(飯野形而)

訪米歌舞伎凱旋公演 夏祭浪花鑑

2004年10月25日16:30 松竹座 歌舞伎本来の庶民性を再現する上方劇が大胆演出で現代に蘇った。火と水を巧みに操る舅殺しの後に勘九郎と橋之助でNYまで逃げ駆け圧巻。義理に倒れる2人の生を発散し、終幕後も場内走り平成中村座凱旋は天晴れな大団円。(やま)

訪米歌舞伎凱旋公演 夏祭浪花鑑

2004年10月3日16:30 松竹座 渋谷発大阪NY経由で熟成され再び浪花に戻った中村座は世界に歌舞伎の普遍性と現代性を遺憾無く提示する出色の出来。シナトラのニューヨーク×2が、陰惨な舅殺しと逃亡劇を終幕で極上のエンターテインメントに昇華。(飯野形而)