2004年12月27日13:00 帝国劇場 超豪華キャスト揃えロックミュージカル初挑戦は完成度高めに新感線色も出た傑作に。島原の乱を二人の四郎を軸に展開。幕府側と切支丹側で揺れるくノ一お蜜を演じた秋山菜津子が巧すぎ。大モニター並べた舞台も圧巻。（やま）

2004年12月26日14:00 紀伊国屋ホール 戦争続く近未来舞台にナイロン5人+八島智人で休憩なしで濃密に3時間演劇。弟みのすけの記憶いじる兄を大倉がシリアスに。犬山三宅松永も新味。フローズンビーチ的繋ぎ画像丁寧に入れ笑いも適度に配し完成度抜群。（やま）

2004年12月25日14:00 シアタートラム 待望の土田帰国第一作は、おとなしい内容。学生時代に見殺しにしてしまった友と弟の亡霊と再会した主人公と、その仲間の話で、上手くまとめすぎて物足りなさも。劇団のメンバーも減り、MONOの本格復活はもう少し先か。（…

2004年12月19日14:30 下北沢ラカーニャ 復活の月１イベントはレコ発ライブの趣き。クリスマス曲織り交ぜスタンダードを歌声軽やかに披露。バカラックにＣキング、Ｐマッカートニーなど美メロ続々。Pro.ゴンザレス鈴木もパーカッションで参加し情報満載のMC。…

2004年12月18日14:00 本多劇場 宮沢章夫×松尾スズキ×ケラという豪華競作で期待の公演も竹中の暴挙で惨憺たる仕上がり。せっかくの台本を捨て自ら書き足し破綻。木村佳乃＆佐藤康恵のがんばりが哀れ。生バンド入れ魅力ない歌シーンで繋ぎワック。（やま）

2004年12月17日19:30 王子小劇場 まさに初期衝動の理想。勢いが出た時期に力作完成。四方客席にアパート畳部屋、充実の客演陣を競わせラストは場外乱闘も飛び出す格闘技で熱気強烈。デリバリー風俗に未解決の殺人を交えミステリー、恐くて笑え成功。（やま）

2004年12月15日19:30 駅前劇場 男女２バージョンある公演の女版。出張風俗のオフィスであるマンション一室舞台に、その女たちが迎える年末の日々。ベタで直球プロットに７人の女優のキャラが見事に立った。キャサリン役の四條久美子が面白い存在。（やま）

2004年12月14日21:00 フジテレビ 全11回終了、元歌手の相沢友子の会心作はリストラOLが定時制校教師になり奮闘。失敗を繰り返し熱血教師になる様をコミカルに描き成功。目黒役ミムラに尽きるが、小日向、泉谷、須藤理彩、黒木メイサなど生徒も充実。（やま）

2004年12月11日19:00 紀伊国屋サザンシアター 竹内銃一郎の作演出で海辺の別荘舞台にミステリーも最後まで難解で眠い内容。客入りも6割程度で、佐野史郎、加藤紀子がシリアスに演ずる一方、小日向文世がフィット。端役ながら刑事役で登場の石井喧一がいぶし…

2004年12月11日15:00 新宿THEATER/TOPS 中小病院の屋上を舞台に、院長の息子兄弟とその運営する売春宿に集まる患者、同僚の医者と看護師など絡み人間臭い作品に。欠点のくどさも消え成功。黒田大輔演じる男がブルースで、全編に流れるストーンズもマッチ。（…

2004年12月9日21:00 テレビ朝日 松本清張原作のドラマ化は米倉涼子×釈由美子の壮絶バトルで全７話。銀行員から銀座のクラブの大ママに就くまでの手口が鮮やかで、日本の権力層の暗部を抉り出す。裏口座焦点に大人のドラマ、完成度高めで好視聴率。（やま）

2004年12月8日19:00 シアターコクーン 野田初期代表作の再演は遊眠社の躍動感消失、スターに小劇場の注目役者を散りばめ2ヶ月に渡り9000円取るバブルぶり。若者への挑戦も空振り。聞き違い＝キチガイなど言葉遊びで世界を繋ぐルーツ確認、イメージは豊か。（…

2004年12月7日20:20 ショーアップ大宮 ゲスト登場の村田朋未は「エロチックキャバレー」と題し大道芸で鍛えたパントマイムに続きチャタとのディープな掛け合いで酒と裸と男と女で白黒ショー!?プロの本気芸で圧倒。香盤もダンスオンリーの清清しさで好感。（…

2004年12月6日19:00 スペース・ゼロ 中規模劇場進出で気合いのショー展開。女優ずらり並べ女子十二楽坊にコーラスライン、ペプシＣＭ、もぐら叩きなど次々展開し迫力。野球＆ジャパゆきモチーフに拙い筋立て＆寒い江本純子コーナーは相変わらずで課題。（や…

2004年12月5日17:00 南本町・jaz'room"nu things" アレンジ変えてオリジナル度アップのりべるたんに感動。キーボード導入も効果的。ピアノ＆Ｄアコーディオンで2部構成の小林賢輔も人気化。いい感じのイベントも台風押しで新幹線最終タイム、ラストまで観れ…

2004年12月5日15:00 梅田・HEPホール 中井由梨子×大塚雅史に関西小劇場界を結集したフォーティーン企画は地力なさ露呈する結果に。眠たい3時間半でボンデージ衣装もノイズ音楽も空回り。漫才仕立ての笑いもウケず、唯一の救いは伯父役の山浦徹の好演。（やま…

2004年12月4日15:00 北浜workroom 前田憲芳が聞き役に米国音楽が誕生したラグタイムから紐解き、戦争を経てビバップ→モード、Ｏコールマンまで駆け抜ける濃密の2時間。Ｖディスクが最高。窓外に土佐堀川、ワイン供し古いジャズとエピソードを堪能。（やま）

2004年12月3日20:00 新宿パークタワーホール ダダ全開で笑えるダンス公演は、佐伯新加えて全盛期の遊園地再生事業団のような面白さ。個々が無意味な動きを繰り返し、それが群舞となる展開は見事。決めるところはきっちりダンスで流石。全席「関係者席」の至…

2004年12月2日20：00 こまばアゴラ劇場 近未来、占領後の日本を描く作品は一面に1円玉を敷いた舞台が圧倒的。トライアウト時に比べ、物語が格段に改善され見事なラストに効果的に導き感動も、日本が多国籍軍に攻撃・占領される根拠＝粘菌が弱く残念で今後の…