2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

半分、青い

TV

2018年4月2日-9月29日 NHK総合 北川悦吏子起用の永野芽郁ヒロイン作は岐阜で1971年に生まれた鈴愛と律と辿る現代生活史。当時の風俗盛り込み、くらもちふさこモデルの漫画家豊川悦司登場のアシ時代が最高の面白さ。微妙な場面多いが全体よし。

川上弘美 / 森へ行きましょう

2017年11月20日初版 朝日新聞出版社 同じ1966年に生まれたルツと留津の2人の女性の人生をパラレルに年代追って描いて出色。バブルや震災や当時の流行など昭和、平成の時代背景も巧みに彩り、絡む友人たちのダブり具合絶妙で大胆な遊び心にも拍手。

あひるなんちゃら / あじのりの神様

2018年9月27日20:00 ザ・スズナリ 団地を舞台に人生失敗気味のケンイチとミツオの友情を、過去と現在を何度も往来させて描いて新味。子供たちが注目するアーバンとシロジという謎の2人組もいいアクセント。家庭訪問場面中心に随所で笑い溢れ効果的。

早稲田小劇場どらま館×遊園地再生事業団 / 14歳の国

2018年9月20日19:00 早稲田小劇場どらま館 98年作再演は女性中心の布陣でシリアス感アップ。時代設定そのままに筋立てくっきりの仕上がり。美術教師役で踊り子あり好演。持ち物検査に真剣の大場みなみも存在感。笑い部分はやついいちろうとのトークで挽回。

森見登美彦 / 太陽と乙女

2017年11月20日初版 新潮社 デビューから14年の決定版エッセイ大全集は書評まで入れ蛇足感も。小説書けずスランプに陥った日々綴ったものが興味深く、京都→東京→奈良と居を変え退職する作者の経歴も見え興奮。台湾誌で連載のコラムも新鮮。

パルTAMAフェス(モモンガ・コンプレックス「勘違いの庭。」)

2018年9月16日14:05 十字路ステージ 異色スタンプラリーなど用意の注目イベントに登場のモモコン野外公演は2月異色作再演。あいにくの炎天下でも北川、内海、土路生の3人という「番外・勘違いメンバー」編成で大人土下座三連など変な動き満載で圧倒。

水素74% / ロマン

2018年9月7日19:30 こまばアゴラ劇場 駅前劇場キャンセルの幻公演が早くも実現。マザコン家庭の密かな欲望リアルで、シニカルな笑いも切れ味抜群で見事な仕上がり。息子ラブな母役で兵藤公美が好演。息子の小遣い騙し取る日高ボブ美の怪優ぶりも衝撃的。