モモンガ・コンプレックス / 遠くから見ていたのに見えない。2

202662811:00 吉祥寺シアター

20周年の記念公演は長峰麻貴美術効果的で多様な席用意の企画力も抜群。舞台中央に袋吊るし見え隠れする面白ダンスさく裂。後悔中からの奈落、虫が土つくり花が咲く展開も楽しい。イラストや衣装など総合力に感服。

東葛スポーツ / アルファード

202662014:00 シアター1010稽古場1

本谷有希子を主役に迎え記念碑的仕上がり。岸田戯曲賞恩義で遠慮あった初稿から大胆改変したという終盤の金山とのやり取り興奮。愛車が選挙カーに化けて国旗損壊罪揶揄するラップも圧巻。南極・端栞里も切れ味抜群。

コトリ会議 / この上のない下水筒

202661313:30 アトリエ春風舎       

岸田賞候補作家の山本正典新作は亡くなった朝倉くん宅に集う中学のゴミ拾い部時代の仲間の意外な関係性、謎も次々と発生させて不気味に展開。一見ドタバタで喜劇風でも、ぼろアパートの明けない夜の異世界感が絶妙。

ぱぷりか / どっか行け!クソたいぎい我が人生

20266614:00 三鷹市芸術文化センター星のホール

近所の事件に怯える母娘の広島での生活描いた旧作再演はスピリチャルな石にはまる過保護シングルマザー強烈で居心地の悪さ抜群。大学生の娘役で仲美海が存在感。シリアスな共依存続き上京願う終盤展開もザラザラ感。

普通 / 春

20266514:30 カフェムリウイ

実家で暮らす社会人姉弟と父の退屈な午後描き見事な世界観。老人ホームに移った母との電話多用し介護の現実じんわり。いつ買い物行くか延々話す駄弁ぶり面白く、「何だろ」連呼よし。とぼけた父親役で用松亮が快演。

玉田企画 / 光る

202653113:00 シアタートラム

新作もイベント準備の群像劇で、地方サーキット場舞台にレース大会準備する人たちの一悶着描き持ち味発揮。フリーアナウンサー役の浅野千鶴が大当たりで適当な相槌に爆笑。レース愛溢れるスタッフで古屋隆太も光る。

絹田みや / 好きだった人

2025年11月30日初版 光文社(熱帯COMICS)

デビュー作の作品集は同時代の女性視点の4編集め見事な文学性。葬儀クライマックスの表題作すごいが、幼馴染と参加するコミケ、社員旅行での女同士の交流など現状に対するささやかな不満、後悔掬い取る手腕に感嘆。