2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

FIFAワールドカップ2010ラウンド16 スペイン×ポルトガル

2010年6月29日27:30(現地時間20:30) ケープタウン・グリーンポイント 早くも激突のイベリア決戦はともに華麗な球回しで観客魅了し興奮。無失点続いたポルトガル守備陣を破ったのは後半18分のビジャ。シャビの微妙なプレーにあわせ自らのシュートをGK弾…

FIFAワールドカップ2010ラウンド16 ドイツ×イングランド

2010年6月27日23:00(現地時間16:00) ブルームフォンテーン・フリーステイト 8強入り目指し早くも注目カード実現。名将カペッロに期待のイングランドに若きドイツが対抗。前半はそれぞれ持ち味出し互角もランパードのゴールが幻と消え残念。後半ドイツの…

私的解剖実験−5 関わりの捏造(振付:手塚夏子)

2010年6月27日15:00 こまばアゴラ劇場 シリーズ第5弾は三方に客席設けぼそぼそ言葉発しながら体くねらせ面白さ倍増。若林里枝が変な声発し恐いが抜群の存在感。4人になり意味を失い混沌とする会話と動きする展開が最高。席ずり落ちラリった言動に笑い。

Rising Tiptoe / 名もない祝福として<煙>

2010年6月26日14:00 シアター711 山中の結婚式が舞台と見せて実は死後の世界という展開巧く、ユニークな登場キャラの関係性も豊か。閻魔審判を迎える不安感もうまいが、舞台美術や音楽がべタ過ぎ、役者の動きも単調で残念。ルル役の横溝優希は有望。

フェラン・ソリアーノ / ゴールは偶然の産物ではない〜FCバルセロナ流世界最強マネジメント〜

2009年12月1日初版 アチーブメント出版 常勝軍団に変貌したバルサの副会長による組織論が具体的な体験語り抜群の説得力。ピーク過ぎたライカールト体制の見直しの詳細が迫力。後任でヘップかモウリーニョで迷う場面面白くCL準決勝の因縁に感慨ひとしお。

奈良美智 / セラミック・ワークス

ART

2010年5月15日―6月19日 小山登美夫ギャラリー 殺風景な倉庫街に多数の若者集めた新作展は昨年から信楽に滞在し制作したポップでかわいい陶器の立体作品。得意の女の子キャラ巧みにアレンジし成功。過去ドローイング作も50万円前後で販売され、間近で体感嬉し…

おやつテーブル / おやつミックス

2010年6月19日15:00 清澄白河・SNAC 下町の注目スポットでの公演はVOL1〜5までのベストミックスで17作品を3人70分弱で見せる嬉しい試み。木村&おだ「勝負」「おじき」の連続場面見事で観客の篠崎芽美も飛び入りしてほしいほど。障子の部屋も巧みに使い、…

FIFAワールドカップ2010 アルゼンチン×韓国

2010年6月17日20:30(現地時間13:30) ヨハネスブルグ・サッカーシティ 勝ち点3同士の対決は韓国の大胆な攻撃が裏目。前半ロスタイムのイ・チョンヨンが決めて1点差で折り返すも好調メッシがかき回しイグアインが美味しいハットトリックで4−1。マラド…

バナナ学園純情乙女組 / アタシが一番愛してる

2010年6月17日14:00 ART THEATERかもめ座 柿喰う客脚本なしも問題ゼロのミスコン学園ものが爆走。ロロロ浅川千絵が自由に動いてベタ感排除に成功。着ぐるみ高柳美由己も存在感。おはぎライブ&全編使用のハロプロ楽曲が見事ハマリ、女子層の娘。支持再認識。

FIFAワールドカップ2010 スペイン×スイス

2010年6月16日23:00(現地時間16:00) ダーバン 優勝候補筆頭格のスペインがまさかの黒星発進。終始ゲーム支配し相手ペナルティエリアでも球を回し完璧な崩し追求も裏目。後半早々にフェルナンデスに決められ大波乱。采配ではデルボスケよりヒッツフェルト…

吉田修一 / 横道世之介

2009年9月16日初版 毎日新聞社 68年生の作者の青春時代を語り会心の一作。市ヶ谷の大学に通う一年生の退屈で平凡な日常が1年間に渡り詳述し微笑ましいまでのリアリティ。登場人物の現在挿入し立体感も見事。80年代後半の風俗も入り懐かしさ抜群。

FUKAI PRODUCE羽衣 / 愛死に

2010年6月15日19:30 東京芸術劇場小ホール2 内田慈ら豪華客演陣迎え持ち味のエロミュージカル展開。複数恋人たちのベッドストーリーを大胆露骨に見せ破廉恥も笑いもふんだん。失恋後の旅エピソードも楽しい。シンプルな中央舞台、半開きの緞帳も興味そそっ…

Autechre / Oversteps

2010年3月リリース WARP 2年ぶり10作目は多彩なエレクトロニック展開しプリミティブなまでの初期テクノな音色が印象的。攻撃的で荒々しいまでのダンスミュージックにショーン・ブースとロブ・ブラウンの現在の興味の場所がうかがい知れた。

動物電気 / さっぱり!親子丼

2010年6月13日14:30 駅前劇場 1年以上ぶり新作は得意のニートもの。独身無職息子もつ小林&政岡夫婦が訪ねる娘家庭で山口奈緒子が新婚妹キャラ好演。怪しい親族役で辻修も復活。吉田麻生が謎の役どころ。お約束の冒頭コント&小林ショー嬉しい。

FIFAワールドカップ2010 アルゼンチン×ナイジェリア

2010年6月12日23:00(現地時間16:00) ヨハネスブルグ・エリスパーク 下馬評低かったアルゼンチンが前半のエインセのヘッドで勝ち点3をきっちり稼ぐ順調な滑り出し。代表では不振だったメッシも華麗なドリブル披露し相手守備陣を圧倒。W杯で常勝のマラド…

唐組 / 百人町

2010年6月12日19:00 新宿花園神社内特設紅テント 生きる伝説の唐十郎新作公演は休憩入れても80分のコンパクトさ。ブラタモリで歩いた新大久保のラーメン屋を舞台に病院に買収され失われる物へのノスタルジーをコミカルに展開。出番少ない唐は楽しげに歌って…

ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団 / 私と踊って

2010年6月12日14:00 新宿文化センター 主宰失ってもカンパニー維持し来日に拍手。77年作日本初演でスタイリッシュに20名超のダンサーずらり揃う様は圧巻。古いドイツ歌謡使い冒頭の隙間から除く仕掛け、木々倒し黒の帽子飛ばし見事なインスタレーション。

ゴキブリコンビナート / 何も言えなくて…唖

2010年6月11日19:00 木場公園多目的広場 伝説の木場再びで野外公演期待もテント内でヤンボ臭充満する閉塞感。遺産残す父の危篤に現れるのは初めて会う弟たち。シャブと乱交の出生の秘密語られ鬼畜な展開。福原充則暴れ若人あきこ&レディー・ボボ体張った。

上原善広 / 日本の路地を旅する

2009年12月15日初版 文藝春秋 中上健次が定義した「路地」を各地で調べ歩いた力作で大宅賞受賞も納得。膨大な資料と現状を深掘りする貴重で豊富な取材で圧倒的な情報量をコンパクトにまとめ受賞作でも近年にない水準。自らの家族のエピソードも切なく感動。

快快 / SHIBAHAMA

2010年6月9日19:30 東京芸術劇場小ホール1 人気落語を脱構築し四方囲む客席後ろに障子設け楽しいインスタレーション。台詞もAV機器再生機能使う脱エンゲキ。柴幸男が勝ち進んだじゃんけん大会などイベント豊富。白神ももこ&高須賀千江子参加のダンス圧巻。

庭劇団ペニノ / アンダーグラウンド

2010年6月8日19:30 シアタートラム 実験作再演は左右にバンド配しマメ山田の事前説明導入し複数箇所で改善施し大成功。執刀に助手、看護士など女性だけによる手術は1時間で心臓摘出する様を見せグロさも魅力的。麻酔担当の上田遙ら役割明確化も勝因。

青☆組 / 恋女房達

2010年6月7日19:30 アトリエ春風舎 オムニバス企画「million blue」2弾は立ち見出る盛況。「恋女房」から「燃えないゴミ」、「赤い糸」、「末永い夜」まで女性視点でシニカルに6景が描かれヒリヒリ感。青年団のJK女優・井上みなみを老母役で起用も楽し…

アル☆カンパニー(作・演出:前田司郎) / 家の内臓

2010年6月6日14:00 川崎市アートセンター アルテリオ小劇場 平田満&井上加奈子を元夫婦役に温泉地での社員旅行の一夜をダラダラ描き持ち味。冒頭平田&西園泰博だべり冗長も井上と橋本和加子の母娘会話は家族史を盛り込みコミカルで出色。アフタートークで…

モモンガ・コンプレックス×オムトン / 研Q2010。(『ドリーム オブ ジュゴン』〜良い夢のススメ〜)

2010年6月5日18:00 キラリ☆ふじみ展示・会議室 夢の顔合わせはオムトンが演奏だけでなく随所に参加し1時間半の充実作。寝返り研究など観客含め寝る時間長め。北川結が観客お絵描きサービスに続きしっとりダンスも。名曲「G-rock」が振り付きで披露され感激。

篠崎芽美 / ウェルダン

2010年6月5日14:00 リトルモア地下 珍しいキノコ若きエース初ソロ公演は「肉」テーマにストレッチから激しく躍動のダンス見せ飽きない構成で大満足。「I will survive」は自ら歌うなど複数ver.流し宙吊り肉片かき集めて炒めて食いちぎる野生児ぶりは壮観。

酒井幸菜 / Night in June

2010年6月4日19:30 STスポット ダンサー活動控え待望だった酒井幸菜の新作は高橋幸平ら5人のダンサー集め白い部屋での静かな動き印象的。随所にキレあるダンス配すもクラシックな音楽使い全体に抑制が効きすぎた感じも。酒井幸菜の出番も少なめ。

メガロザ / 悲しみはいらない やさしい歌だけでいい

2010年6月3日19:30 ギャラリールデコ4 Cocco「ジュゴンの見える丘」テーマに監督と俳優と絵描きの三角関係を軸に現代を生きる者たちの厳しい現実と生の叫びを大胆粗めに構成し持ち味発揮。目黒二重の脱力の芸風も見事に決まり、中途半端なギャグも心地いい…