2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

五反田怪団2013

2013年8月30日19:00 アトリエヘリコプター 夏恒例の怪談企画は青年団の豪華役者陣が揃い前半各自持ちネタ披露に変化球。坊薗のろけネタに前田エロネタまで入りバリエーション。後半は皆でお祓い取材旅行に出かけ話者多数で構成する大ネタで吉田暴走いい感じ。

東葛スポーツ / ゴッド★スピード♯ユー!

2013年8月29日19:30 3331ArtsChiyoda B104室 エース松村翔子不在重くチェル明けの佐々木幸子もラップ見せ場なく不調。台詞をスクリーンに出すリーディング手法も空振り。寅さんに川口浩探検隊などネタ充実も生かせず残念。探検隊の台詞なぞるのでは意味がな…

青野春秋 / 五反田物語

2013年6月4日初版 小学館ビッグコミック 「俺まだ」の笑える作風から一変の短編集。表題作は地味に渋く生きる男の灰色青春上京物語。19歳、20歳、21歳と風俗嬢との切ない恋愛が見事。作者の実生活描く「くらし」も新鮮。異色SF「ふえる男」も斬新。

ろりえ / 木

2013年8月27日19:30 サンモールスタジオ エース梅舟の不在寂しいが、離島出身の金髪男の少年、青年、中年まで3役者で描く骨太の大河演劇が奏功。志水衿子が演じた少年期の島の日常が愛おしく三角関係も切なくいい。災害で島離れ運命の再会が驚くほど劇的。

円谷英明 / ウルトラマンが泣いているー円谷プロの失敗

2013年6月20日初版 講談社現代新書 円谷一族の代々の経営失敗劇を赤裸々に明かし興奮。一族内の権力闘争、赤字常態化の番組制作の実情、玩具優先主義の隘路、海外での権利めぐる係争も生々しい。英明社長の経営手腕は疑問だが、内実を大胆告白は拍手。

少年王者舘 / ハニカム狂

2013年8月25日14:00 ザ・スズナリ 天久聖一作を天野天街が巧みに構成・演出し、ぶっとびワールド炸裂。ハチの世界が人間社会と重なる世界観見事。しつこくループの得意場面で自虐ネタ。元唐組の丸山厚人起用が大正解でダンディなキャラが笑い生んだ。

ゴキブリコンビナート / こんにちは赤ちゃん

2013年8月23日20:30 タイニイアリス 暗黒迷路シリーズは前代未聞の順路演劇。1時間待って3人と少人数グループで出発は汚水まみれの激狭空間を這って進む体験型に唖然。下ネタ満載に次々襲いかかる仕掛けに身構え汗かき最後は作品参加まであって興奮。

船橋洋一 / カウントダウン・メルトダウン

2012年12月30日初版 文藝春秋 福一原発事故に対応した人たちの3月の日々を上下900頁超で描く大作は納得の大宅賞受賞作。東電の現場奮闘でも本店の対応ひどく唖然。文科省など逃げる省庁残念。怒鳴っても課題に果敢に取り組む菅直人は再評価。

マームとジプシー / cocoon

2013年8月17日15:00 東京芸術劇場シアターイースト 今日マチ子作舞台化はマーム魔法冴え破壊力抜群の戦争劇。ひめゆり部隊題材に暴力にさらされる少女たちの悲劇に感涙の嵐。生撮り映像空振りだが今日マチ子のイラスト効果的。青柳&吉田のマーム役者陣がや…

青野春秋 / 俺はまだ本気出してないだけ

2007年11月4日−12年10月3日 小学館IKKICOMIX 全五巻完結の異色作は40歳で会社辞めバーガー店でバイトしマンガ家目指す大黒シズオ42歳のダメダメな日々描き爆笑の嵐。サブキャラ主役の短編多数揃え終盤シリアスで娘や友人のエピソードで泣かせる意外な展開。

水素74% / 謎の球体X

2013年8月13日19:30 こまばアゴラ劇場 人気作再演は異色コメディ。古屋隆太がキチガイ夫を深み持たせ演じ流石。川隅奈保子の妻の従順、人のよさ暴走。同級生たちの突飛キャラに怖く、無心する兵藤公美の図々しさ流石、村井まどかの屈折した親切心も圧巻。

スチャダラパー、柴咲コウ、大貫妙子、キリンジ、奥田民生、レキシ、他 / ワールド・ハピネス2013

2013年8月11日 東京・夢の島公園陸上競技場 猛暑での観客年齢高めフェスは、趣味のいい面子揃う。SDPはサマージャム2013など充実セットリストに興奮。柴咲舞い、大貫に癒されるもキリンジが持ち味出ず不発。民生ソロはコーヒーやさすらいで場内一体感。

ぬいぐるみハンター / ベッキーの憂鬱

2013年8月10日13:30 駅前劇場 学校側の中止決定に従わず学祭でのお化け屋敷企画実行する学生たちの姿描いて大成功。大音量でダンスシーン満載で矢頭睦や太田彩佳ら躍動素晴らしい。山岸門人&神戸アキコの掛け合いも笑い生んで奇跡的な化学反応。

二兎社 / 兄帰る

2013年8月7日19:00 東京芸術劇場シアターウエスト 岸田受賞作再演は不良中年の兄の突然の帰宅に揺れる中村家のドタバタ描き流石の完成度。鶴見辰吾演じる兄の更生への思い、草刈民代演じた真っ直ぐな弟の妻との共鳴いいが、親戚の登場で堕ちるシニカルな展開…

劇団ズッキュン娘 / 新体操さゆり

2013年8月4日13:00 北池袋新生館シアター 大学新体操部を舞台にスポ根な筋立てよく、コミカルな場面や体操シーンのサービス精神買うが、演出に工夫少なく陳腐さ否めず、舞台美術のしょぼさ苦しい。ヒロイン南美櫻の元気いいが、キャプテン中島可那子が最高。