2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

月刊「根本宗子」 / 夢と希望の先

2016年9月29日19:00 本多劇場 橋本愛迎えた本多進出作は手堅く夢も希望もなく増補改訂版。舞台上に3部屋用意し現在と過去を一役2人用意するも、現代編の根本墨井コンビがレベル高すぎ。特に友人役はプールイに重荷か。タンポポ名曲披露嬉しい。

加藤典洋 / 村上春樹は、むずかしい

2015年12月18日初版 岩波新書 「村上春樹をみくびるな」というコンセプト素晴らしく、デビュー作から順に分析する構造もよし。特に短編含め初期作の分析見事で、70年代の内ゲバなど隠れた意味提示に感心。作家村上春樹の人物像にも触れて奏功。

スイッチ総研、珍しいキノコ舞踊団、他 / 東京芸術祭オープニングセレモニー

2016年9月25日16:00 南池袋公園 芸術祭第一回の開幕で小池百合子知事も登壇の関係者中心イベントでキノコは短い出番で半端感。セレモニー30分前から公園各所でゲリラ的に活動したスイッチ総研素晴らしく芝生にくつろぐ場の雰囲気に馴染み持ち味。

あひるなんちゃら / 毒と音楽

2016年9月17日15:00 ザ・スズナリ 07年作全面リメイクは学生街の喫茶店舞台に毒入りドリンク巡る80分の傑作に変身。模擬店計画する女子3人組が面白く宮本奈津美演じたキャラ最高。現在と過去往来する試み上手くマスターの学生時代描く構造見事。

遊園地再生事業団+こまばアゴラ劇場 / 子どもたちは未来のように笑う

2016年9月5日19:30 こまばアゴラ劇場 高完成度のリーディング公演経た本公演は出産巡る見事なエピソード集。書物や雑誌のテキスト読み様々なシーン描くが、中心舞台をカフェ店舗に位置づけ店員日常見せ深み出す。青年団役者陣輝き増し終幕ダンスも奏功。