2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

劇団姦し / 歓喜の歌

2013年7月31日19:30 ザ・スズナリ 赤堀雅秋が作・演出する女優3人ユニット第二弾は食品工場勤務の女がぶらり旅に出る事件なしの渋い作品。各人が背負うものが見え隠れし流石。何もない地方都市でスナック営む日比大介&池津祥子の醸す場末感が最高。

原作:松尾スズキ×漫画:すぎむらしんいち / 老人賭博

2011年7月22日−12年2月23日 講談社 全3巻完結の芥川賞候補作マンガ化は驚くほど相性ピッタリ。北九州舞台の残酷なギャンブルが暴走。老俳優とグラビアアイドルと役者揃った後半よく、すぎむら独創の結末も見事。巻末に掲載された松尾コラムが嬉しい。

kitt / ウインカーを、美ヶ原へ

2013年7月28日17:00 駅前劇場 土田英生の若手育成ユニットで初期作リメイク。高原のパーキングエリアでの4グループの交流描くコメディはMONO役者陣に比べ笑い感度弱いも抱える悩み伝わり成功。姉妹組の吉川莉早、エロい先輩もたい陽子光る。

浦和レッドダイヤモンズ×アーセナル

2013年7月26日19:30 埼玉スタジアム2002 アーセナルのツアー最終戦は地力見せ連勝で幕。交代枠なしで前後半で別チームながら2対1で貫録。後半出場のポドロスキーとロシツキがしっかり仕事し流石。負傷の宮市振るわず。ゴール決めたアクポムは将来楽しみ。

ミナモザ / 彼らの敵

2013年7月25日19:30 こまばアゴラ劇場 写真家・服部貴康の実体験を元に刺激的に劇世界構築し迫力。インダス川で誘拐された早大生を一方的に断罪した週刊文春の開き直り方怖い。パパラッチ活動した週刊現代の内情もリアリティ。菊池佳南ら複数役演じ迫真。

ヤマザキマリ / テルマエ・ロマエ

2009年12月8日‐2013年7月4日 エンターブレイン 人気タイムスリップ風呂マンガが全6巻で完結。出足の面白さ引きづり何度も時代往来する中盤だれるも、ルシウスが温泉街に留まってからドラマ急展開。古代ローマ研究家ヒロイン、さつき登場で恋愛モード突入が…

あひるなんちゃら / ライクアプラスチック

2013年7月17日20:00 ザ・スズナリ スズナリ進出作は漫画家の日常描く70分で持ち味十分。先生と呼んでもらえない手塚を篠本がトボケた演技よく、思いつき鹿児島ドライブ旅行に付き合う漫画家仲間を宮本奈津美が好演。キキな川村紗也の前説も楽しい。

シベリア少女鉄道 / 遥か遠く同じ空の下で君に贈る声援2013

2013年7月9日20:00 王子小劇場 人気作再演はオチ知りながらも「めぞん一刻」元ネタの筋立て面白さ磨きかかり満足度アップ。暴走女こずえを佐々木幸子好演。悪女響子役で篠塚茜が光り輝く。競馬中継流す喫茶店の雰囲気よくラストのカタルシス抜群。

春日太一 / 仲代達也が語る日本映画黄金時代

2013年2月1日初版 PHP新書 「Voice」連載のロングインタビューが大幅加筆修正。小林正樹、黒澤明、岡本喜八など監督や映画黄金時代の役者のエピソード満載に日本映画史が語られ興奮。俳優座の風土や後輩との関係も興味深く意義深い一冊。

みんな!エスパーだよ!

TV

2013年4月12日-7月5日24:12 テレビ東京 園子温監督による東三河全編ロケは下品度マックスな12回。入江悠も複数回手がけ、染谷将太の青春爆発ドラマに興奮。パンチラ満載にテンガ過去最多登場。マキタスポーツ筆頭に夏帆&真野恵里菜も覚悟の露出で熱演。

バストリオ / グッドバイ

2013年7月4日14:30 SNAC 太宰治作モチーフに変子、行子、怪子、冷子の4人の女性軸に稽古場日記を交えた構成が面白い。何より上手から外側開け放し江東区の商店街も舞台にした点が素晴らしく大成功。珍しげにのぞき見る通行人が最高の脇役。