2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

珍しいキノコ舞踊団⇄モモンガコンプレックス / Togetherさ!

2014年6月29日14:00 東京芸術劇場シアターイースト 師弟2人軸の合同公演は4作品用意。白神振付でキノコ踊る冒頭作は笑い成立しユニゾン機能。伊藤振付&音楽でモモコン踊る作品は自己紹介などベタさも武器。後半は持ち味発揮もブツ切れ感。次は完全合同公…

宇仁田ゆみ / 青みゆく雪

2011年10月〜14年5月 小学館ビッグコミックス 連載6年2巻で完結作は中国からの留学生・青と同じ大学に通う雪子の純愛物語。青の使う微妙な日本語おかしくアパートの人間関係も面白い。ヒロイン雪子が素敵すぎる一方、中国人の友達でゲーマーの月が妙な存在…

花咲舞が黙ってない

TV

2014年4月16日−6月18日22:00 日本テレビ 池井戸潤原作のドラマ化は杏主演の女子行員大活躍な痛快コメディ。銀行の臨店職に就いて支店の不祥事を暴いてすっきり。上司の上川隆也とのコンビもばっちりにテンポよく「お言葉を返すようですが」の名台詞効果的。

小山田浩子 / 穴

2014年1月25日初版 新潮社 芥川賞受賞作は仕事を辞めて夫の田舎に移り住んだ主婦が奇妙な獣に会い穴に落ちるファンタジー。隣人や謎の兄の存在も登場させ異界感抜群。「いたちなく」「ゆきの宿」は斉木君と夫婦同士の交流描く不思議連作寓話。

青年団 / 働く私(平田オリザ演劇展vol.4)

2014年6月14日14:00 こまばアゴラ劇場 ロボット演劇第一弾の東京公演は2体のロボットと暮らす夫婦描き完成度抜群。主人気遣う阪大石黒研のロボビーR3(タケオ&モモコ)の動き絶妙。太田宏と井上三奈子が弱み巧みに表現、働く気力失うロボットに興奮。

青年団 / 忠臣蔵・OL編(平田オリザ演劇展vol.4)

2014年6月13日19:30 こまばアゴラ劇場 Bキャストは山村大石で井上三奈子が輝く。社食なスペースにデコった刀挿しだらだら集り、噂話的に状況つかめる流れ巧妙。籠城から討ち入り、仕官と多様な意見出る中、議論まとめる展開見事。長野海も愉快な役回り。

マームとジプシー / ∧∧∧ かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと――――

2014年6月10日19:30 東京芸術劇場シアターイースト 岸田受賞作リニューアル再演は住み慣れた家失う家族の物語。役者の前転後転で時間飛ばす仕掛け格好よく、人力で六角形舞台回す演出も奏功。3人兄弟だけでなく、その子たちも集う展開よく、成田&吉田の母…

戊井昭人 / すっぽん心中

2013年8月30日初版 新潮社 3作入り短編集は芥川賞落選でも川端賞受賞の表題作見事。首の回らない男とワイルドサイド歩くモモとの上野での出会いよく、霞ヶ浦ですっぽん探す展開見事。砧辺り彷彿の「鳩居野郎」は屋上家屋での鳩との戦い圧巻。

三条会 / ゼチュアンのぜんにん

2014年6月8日14:00 ザ・スズナリ ブレヒト作挑戦は犬小屋並ぶ舞台で前衛演出炸裂。シェンテの善人として生きる難しさ描くが、大胆親切な状況説明付き見事に伝わる。主人公の電話ボックス大の箱に人詰め込む心意気よし。「心ノ中ノ日本」合唱も興奮。

Spectator ホール・アース・カタログ 29<前篇> 30<後篇>

2013年12月20日、14年4月30日 エディトリアルデパートメント 赤田祐一ら編集で2号に渡る大特集は68〜71年に米国で発行のカタログ雑誌。スティーブジョブスにも影響を与えた伝説の雑誌を多面的に分析。桜井通開の通読記事も嬉しくCAVEとの類似性見い出すコラ…

サイレント・プア

TV

2014年4月8日−6月3日22:00 NHK 深田恭子ヒロインにコミュニティソーシャルワーカーの活躍描く社会派ドラマはゴミ屋敷やホームレス、引きこもりなど重いテーマに直球で挑み成功。問題現場に足繁く通い解決に導く展開よし。作者の相楽敦子は要注目。