2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

井手茂太 / SePT独舞vol.13イデソロ

2005年5月29日14:30 シアタートラム イデビアンクルー色強くバックダンサー用意しエンタメ努力周到に楽しく笑える魅力的なダンス展開。畳のステージに桟敷席設け三方囲み、スーツ姿から柔道着、炊飯器片手に女装も。焼き芋やベルばらまで振り付け充実。(や…

AGAPE store / 仮装敵国

2005年5月28日19:00 シアタードラマシティ 松尾貴史×G2によるコント集は、芸達者揃えるも、ケラ、後藤ひろひとらの豪華執筆陣が機能せず、見事な空振。場面転換の演出も鈍く、井手茂太に踊らされてる感の松尾らのダンスもコントと噛み合わず、寒々しい限り。…

水と油 / 不時着

2005年5月28日14:00 グローブ座 寺山賞など各種受賞の代表作再演は中心メンバーじゅんじゅん降板も丸山武彦・中村達哉が代役務め文句なし。マイムの醍醐味満載で楽しいコント集。レストランでテーブル回しカップをいたずらする定番シーンが楽しい。(やま)

W(ダブルユー)「愛の意味を教えて!」発売記念スペシャルイベント&握手会

2005年5月25日17:30 千里セルシー広場 プロモ不要な絶頂期の娘。に加入し、握手経験僅少な辻加護との大阪限定激レア・イヴェントに全国からヲタ3000人。握手のみならずヲタからの様々なリアクション要求にも終始笑顔で応える2人に無邪気さは無く立派な職人魂…

日韓友情年2005記念事業(作:平田オリザ+金明和/演出:李炳莒+平田オリザ)/ その河をこえて、五月

2005年5月24日19:00 新国立劇場小劇場 THE PIT W杯時上演の話題作再演は現代の漢江の河原を舞台に日韓混成の花見。静かな演劇の枠組こだわりつつ両国の理解と不理解を炙り出す豊かなドラマ性。弟夫婦の移民話で展開、両国の役者が60年の歴史体現し希望残す…

ガッタスブリリャンチスH.P.、カレッツァ、シュープ、dream、FANTASISTA、ホリダシモノ/ 女子フットサル公式戦「第2回フジテレビ739カップ」

2005年5月23日17:10 駒沢体育館 好評の総当り戦第2弾は総当りやめて決勝で雌雄決める方式に。前回涙をのんだGatasがカレッツアに雪辱期すが小島に2失点でドロー。延長なしでPKは藤本石川外すが7人目でみうな決めてやっと優勝。延長見たかった。(やま)

Off Nibroll+Jo Lloyd & Shio Otani / Public=un+public

2005年5月21日19:30 BankART1929ホール 無料開催のOff Nibroll映像展示に加えデュオダンス。豪州ダンサーJロイドが矢内原美邦と意外に相性よく本公演を上回る出来栄え。空間の面白さを活かす2部構成で自室をイメージした1部から公でのデュオへの展開したた…

月蝕歌劇団 / 『金色夜叉』の逆襲!! 〜私は月蝕を自ら操作するのだ〜

2005年5月21日14:30 ザムザ阿佐谷 20周年記念興行は高取英の新作。金色夜叉のモデルとされた紅葉門下の巌谷小波を彼の童話も取り込み月蝕を実現。筋の展開やや粗いも蝋燭や懐中電灯を巧みに操る光の演出見事。女優陣を活かしたパフォーマンスで勝利。(やま)

指輪ホテル / CANDIESプチプチプレビュー

2005年5月20日19:30 森下スタジオB 秋にイギリス&ポーランド3都市巡る新作公演の一部を30分ほど公開。羊屋白玉に卯月妙子、村田朋未、坂田有妃子、生田和余という5人の豪華布陣に圧倒。薄明かりでのバスケシーンがスリリング。タバコの煙も効果的。(やま)

メディア

2005年5月20日19:00 シアターコクーン 大竹しのぶ、生瀬勝久の演技力もさる事ながら、さすが世界のニナガワな演出。一面が水辺の美しい舞台と大竹が子供を抱え宙に浮く龍に乗った場面、ラスト間際に現実世界が登場する場面は我が目を疑う程で見応えあり。(…

まつもと市民芸術館 / いとこ同志

2005年5月19日19:00 シアタートラム 作・演出に坂手洋二迎え渡辺美佐子&串田和美のいとこ同士カップルの35年間。夜行列車を舞台に選び4人芝居。3組皆がいとこ同士で話混線気味も逃走中の活動家だった佐藤アツヒロが宮本裕子と出会う70年場面は秀逸。(やま)

岡崎京子 / 女のケモノ道

2005年4月25日初版 文藝春秋 94〜96年「CREA」連載のマンガ付きおしゃべりエッセイが単行本化。30〜32歳の岡崎京子が3歳下の女性編集者、9歳下の書店バイターと繰り広げる仕事、お洒落、恋愛など20のバカ話。凝ったマンガふんだんに充実の一冊。(やま)

NONFIX その先の私を見に。〜少女と鉄道・2005春〜

TV

2005年5月17日26:28 フジテレビ ホリプロとの共同制作は16歳の堀北真希が博多を振り出しに九州一筆書きの旅。ユニークな車両を次々乗り継いで、素朴な感想で旅情伝わる。旅先で知り合う人たちが皆いい感じ。球磨川で渡し舟を営む老夫婦の顔が最高。(やま)

bird's-eye view / un_titled

2005年5月17日19:30 こまばアゴラ劇場 後藤飛鳥、森下亮、小手伸也ら迎えゲーム感覚なコント集。質問に総て否定で返すルールの会話やいる者を不在と扱うパートなどフレーム重視で上演。抽象的な衣装、岡屋心平のポストロックなBGMなどもbev世界形成し成果。…

池松江美 / 知恵熱

2005年4月17日初版 PARCO出版 本名の池松名義で初刊行の新作は初の短編小説集。青木陵子が画担当し池松ワールド全開に4編。名門女子校を舞台に2ヒロインで描く表題作が見事。アート界の腹のうち、王子様願望、純潔もテーマに偏執的笑いが爆発。(やま)

シティボーイズ / メンタル三兄弟の恋

2005年5月15日17:00 シアタードラマシティ 各自異なる妄想に憑かれた三兄弟を軸に、各コントが緩やかに連結したオムニバス。小西康陽が注入したお洒落な劇伴と映像を踏襲し、確固たる様式と今や常識となったプチ・シュールな笑いで客席全てを納得させる無難…

桃井かおり一人芝居

2005年5月14日19:00 IMPホール 森田雄三演出によるイッセー尾形様式の一人芝居は、全て女性芸能人とキャラの幅狭く、脚本も半端だが、かかる些事に囚われない圧倒的パフォーマンス。ただいるだけで2時間全く飽きさせず惹きこまれる不可思議な魅力。(飯野形而)

KAKUTA / 南国プールの熱い砂

2005年5月14日14:00 青山円形劇場 不振続いたが新作は女性ドラマで見事に復活。小学校の同窓生が教師の死を機に15年ぶりに修学旅行先訪ね起こるコメディ。教師と教え子の心中未遂もスパイスに心理劇も展開。桑原裕子と重い過去演じた大枝佳織がいい。(やま)

坂野潤治 / 明治デモクラシー

2005年3月18日初版 岩波新書 明治から大正にかけての自由民権の思想辿るも経緯省かれ引用多く読みづらく残念。福沢諭吉と中江兆民の対比、英仏独の各モデルで揺れた1880年代が面白いが、美濃部達吉、北一輝、吉野作造まで思想を比較検証し成果も。(やま)

KERA MAP / 砂の上の植物群

2005年5月12日19:00 シアターアプル 戦時下の孤島へ不時着した日本人の悲劇をコミカルに惨酷に描く3時間半の大作は、豪華キャスト皆に見せ場設け圧倒的傑作。スチュワーデス役で初舞台となる常盤貴子はケラ自ら手紙で出演依頼し持ち味と魅力生かした。(やま…

水曜プレミア『夜王』

TV

2005年5月11日(水)21:00〜 TBSテレビ 人情劇に終始するも夢と挫折、生の儚さが上手く表現されていた。№1ホスト役の北村と新人ホスト役松岡の会話はぬるま湯に浸かりきった大企業VS弱小ながらも伸びる企業を彷彿とさせ商売、経営の姿が凝縮。(しも。)

劇団上田 / 上田展(変態男爵〜漆黒の乳毛編〜)

2005年5月11日19:00 麻布die pratze サングラス付けいかつい男たちがフツーに踊る白鳥の湖やボレロなどコミカル。コント抑え目にイデビアンクルー系ダンス場面に好感。7人のメンバー中紅一点の荻原もみぢアクセントで食卓に揃う場面は遊◎機械も彷彿。(やま)

シベリア少女鉄道 / 笑顔の行方

2005年5月10日19:30 紀伊國屋サザンシアター 低調なドラマも筋ふりで実はストⅡ。終盤はゲーム映像背景にファイト。定番技連打しリュウに春麗ら好き合いながらも戦う宿命のファイター達の結末は篠原涼子大ヒット曲。肝心のゲームシーン雑で改善して再演を希望…

スラムダンク〜あれから10日後

TV

2005年5月9日26:28 フジテレビ スラムダンク1億冊突破記念イベントとして三崎口の廃校使い黒板23枚に最終話の10日後を描く井上雄彦に密着。徹夜で立ってチョークを動かす姿が圧巻。連載終了から8年を経て蘇った続編に歓喜するファンの姿も好感。(やま)

絲山秋子 / 逃亡くそたわけ

2005年2月25日初版 中央公論新社 川端賞史上最速受賞作家の新作は、九州舞台に精神病院を脱走した21歳女子大生と24歳会社員なごやんの逃避行。ルーチェで博多から南下し文句なく面白いロードノベル誕生。博多弁とジャンキーぶり詳細に幻聴も効果的。(やま)

五月大歌舞伎 十八代目中村勘三郎襲名披露(義経千本桜/鷺娘/野田版研辰の討たれ)

2005年5月9日16:40 歌舞伎座 期待の研辰は歌舞伎役者を使った野田の芝居を歌舞伎座に載せただけという印象。野田役が勘三郎になっただけで様々な工夫も後味は弱く、次作は制約内でどこまでできるか見たい。玉三郎鷺娘の舞いは文句なしの完成度。(やま)

十八代目中村勘三郎襲名披露五月大歌舞伎

2005年5月8日16:40 歌舞伎座 玉三郎の鷺娘に歌舞伎舞踊の真髄を観る。50代半ばにして気品高く可憐に妖精の舞で魅せる姿は、さながら往年のマーゴ・フォンティン。後見との呼吸も絶妙に華麗な引き抜き。菊五郎の忠信狐は全く躍動感無く狐に見えず。(飯野形而)

猫☆魂 / New Life〜干乾びた涙は、残像の物語を祈る〜

2005年5月8日14:00 駅前劇場 シベ少公演にぶつける格好で秋澤弥里が悲劇ヒロインで復活。3話オムニバスで病的キャラ多数登場させ各話にナイフ刺す場面設けラスト繋がる巧みな構成も細部粗悪。本多から中4日で登板の辻修は乱入キャラで持ち味。(やま)

十八代目中村勘三郎襲名披露五月大歌舞伎

2005年5月8日11:00 歌舞伎座 髪結新三が出色。初夏の江戸情緒豊かに、勘三郎が憎めない小悪党を好演。テンポの速さ、小気味よさは六代目譲りか。三津五郎の老獪な大家も鮮やか。期待の子役・清水大希が勘三郎の部屋子・鶴松となるもう一つの襲名劇も。(飯野…

モーニング娘。コンサートツアー2005春 〜第六感 ヒット満開!〜

2005年5月7日18:30 日本武道館 アルバム中心の通常公演は場内ピンクに染まったラストで一変。石川梨華卒業は自身の魅力の声質を生かしたファンへの手紙で過熱。初ハピバに続きメンバーとの思い交感し熱い抱擁に感涙。巧みな構成で伝説的仕上がり。(やま)