2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

五反田団 / 五反田の朝焼け

2013年9月29日15:00 アトリエヘリコプター 団員公演第2弾は好評「五反田の夜」続編。絆の会に抵抗勢力登場し望月志津子のおもてなしの会が圧倒。前田の宮部への不器用愛は依然難航。姉の後藤飛鳥の立ち回り軽快だが見せ場減り物足りないが笑い満載は嬉しい。

あまちゃん

TV

2013年4月1日-9月28日8:00 NHK クドカン脚本の傑作ドラマが156回で完結。北三陸と東京結び宮本、小泉、能年夏春秋3代の女性の青春見せ震災時の三陸鉄道挿話も効果的。アイドルネタ、80年代な小ネタ満載で大人計画躍動。大友良英音楽も最高。

アメリカズカップ決勝

2013年9月25日13:30 米国・サンフランシスコ湾 ヨットレースの世界大会はニュージーランドの善戦で8対1と早々に王手も、防衛者オラクル・チームUSAが脅威の反撃で前日8対8タイ。決戦も出足こそ出遅れたものの第3ゲートで見事な逆転、脅威の8連勝で連覇…

半沢直樹

TV

2013年7月7日-9月22日21:00 TBS 池井戸潤の小説を派手に脚色してのドラマ化は主役に堺雅人起用が大正解。出向チラつく大手銀行でシビアに生き抜き「やられたら倍返し」する姿勢に興奮&痛快。脚本で八津弘幸とともに空間ゼリーの坪田文起用嬉しい。

キリンバズウカ / マチワビ

2013年9月20日19:30 東京芸術劇場シアターイースト 2年ぶり新作は地方都市に住む3姉妹の話で超能力もちタレント活動行った次女・加藤理恵をヒロイン軸に展開。長女で黒岩三佳が場を引き締め安定感。大金の予知夢実現するために貯めて落とす金額の1千万円は…

劇団、本谷有希子 / ぬるい毒

2013年9月16日14:00 紀伊国屋ホール 演出に映画監督の吉田大八迎え、本谷野間新人賞作を舞台化。揺れまくる活字も効果的に使い、夏菜が演じた由理の屈折した心情、地方都市に住む短大生のコンプレックス表出し見事な成果。川村ら脇役陣の起用法は残念。

古谷実 / サルチネス

2012年9月−13年9月 講談社ヤンマガKC 全4巻で完結の新作は妹思いの残飯おとこの生き様に感涙。意外に直球な暴走キャラに振り回される2人の男も面白く東京生活が強烈だが、まじめに教師を務める妹が素敵。兄の空回りな想いが笑いより涙誘う終盤が見事。

冨永昌敬&土田環、ラファエル・ローゼンダール、aricoco、藤村豪&内野清香、他 / セカイがハンテンし、テイク

ART

2013年7月20日−9月29日 川崎市市民ミュージアム 全体に低調な印象が否めないが富永ら「20世紀の事故」は3画面を使いタイムストレッチの手法で海の町での男女の動き追い興味深く一番の仕上がり。川崎市の小学生7万人の猫見た場所の手書き地図群が意外にヒッ…

遊園地再生事業団 / 夏の終わりの妹

2013年9月14日14:00 あうるすぽっと 映画「夏の妹」をみて監督に話を聞きたい思った謝花素子が軸の筋立ては、5人の役者がパラレルに動く制約が新鮮。独自資格制度ある架空町で震災後に欲しい情報取れない現状を皮肉。やつい&松村&小浜ら役者陣贅沢。

God Save the Queen(うさぎストライプ「メトロ」、タカハ劇団「クイズ君、最後の2日間」、鳥公園「蒸発」、ワワフラミンゴ「どこ立ってる」、Q「しーすーQ」)

2013年9月13日19:00 東京芸術劇場シアターイースト 徳永京子企画第2弾は5人の女性集めたが2組で獣姦ネタ被る。最近不振のタカハはネット掲示板での自殺騒動を男優2人で表現し健闘。鳥公園は自慰男を覗く女と友達の会話鋭い。ワワフラは狸登場させ笑い流…

悪い芝居 / 春よ行くな

2013年9月12日19:30 駅前劇場 美術な客席置く三角舞台で岡田太郎の劇伴に合わせ前衛な演出効き完成度さらにアップ。恋人の失踪した天上底の23歳から30歳までを呉城久美が好演。テレアポ職場の人間関係も巧く、NPOの絡み方も不気味で出色。

Woman

TV

2013年7月3日-9月11日22:00 日本テレビ 満島ひかりがシングルマザー演じた傑作ドラマが11話で完結。脚本は「最高の離婚」など絶好調の坂元裕二で今度は感涙の嵐。水田伸生の丁寧な演出も好感で母・田中裕子との和解、娘・鈴木梨央の健気など泣き所満載。

ユリイカ(青土社)×川上未映子×マームとジプシー / 初秋のサプライズ(「冬の扉」「先端で、さすわ さされるわ そらええわ」「まえのひ」)

2013年9月7日13:00 VACANT 川上の詩的作品を青柳いづみが一人演じる意欲作は舞台に散りばめた小道具にエッジ効いた劇伴効果的に藤田ワールド炸裂。黒衣装で登場し作品ごとに着替えラストは脚立何度も飛び降り迫力パフォーマンス。声力に感服。

藤野可織 / 爪と目

2013年7月25日初版 新潮社 芥川受賞作は幼児視点で父と後妻の新生活を見つめるが、この幼児が異様に怖くホラー色。静かに菓子を食べ続ける姿が不気味。ユリイカ掲載の実験作を挟み、子供が怯えるちびっこ広場の怪談話も展開巧く見事なホラー。

iaku「人の気も知らないで」、elePHANTMoon「ボクがうんこを食べる理由」

2013年9月5日19:30 サンモールスタジオ サンモール企画で注目劇団の2本立ては、女3人芝居でiakuが完成度高め。同じ会社で働く女性が週末に待ち合わせ、だべる展開が巧くリアルな笑い満載。一方、うんこは世界観強烈だがネタきつく力技も目立ち残念。