2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧
2009年3月29日15:00 世田谷パブリックシアター 構成・振付を笠井叡に依頼した歴史的新作は発声法も活用し迫力の3部構成。ハードコアなBGMで激しい動きに唖然も、終盤の黒田育世が背後にBATIKダンサー並べ華麗なアンサンブルとともに踊ったボレロが白眉。
2009年3月28日19:30 横浜にぎわい座小ホール のげシャーレ 岩渕ソロ振付公演は、同じ内容を酒井と岩渕で水着的衣装でソロ30分ずつ見せ成功。自ら股叩くストイックな出だしに戸惑うも、音楽が付き、蛍光灯など照明点灯巧みで、動き加速し盛り上がる。酒井幸菜…
2009年3月28日15:00 キラリ☆ふじみマルチホール 東京を離れキラリ本格デビュー作は、演歌前面にきめ細かなアイデア盛りサービス満点。落語的1人2役場面複数つくり、佐山堀井石橋の娘役が機能。男優陣も道化徹底が奏功。花嫁衣裳の石橋のテレサテン替え歌が出…
2009年3月26日19:00 東京芸術劇場中ホール 約20年ぶりの演出作待望東京公演は、平田オリザ作に「台風クラブ」風味加え、女子高生ずらり並べた実験作が大成功。客席2通路を活用、段差教室で駄弁り感抜群。キャスト紹介するラスト「せ〜の」ジャンプに感涙。
2009年3月24日19:00 あうるすぽっと 平田オリザがフランスでイラン人らと仕上げたメタ演劇が混成キャストで実現。テヘラン近郊リゾート施設舞台に各国人とのコミュニケーションとその限界を平田が描いた本筋上質も、舞台裏などメタメタ構成にはベタ感。
2008年10月30日初版 新潮社 地方都市舞台の9短編は子供視点多めに不完全な家族、関係を描き出色。「考える人」掲載作は雪沼サーガの趣き強く、バス停のたばこ店描く「戸の池一丁目」など秀逸。小悪人も登場させ翻弄される生活を淡々と描いた。
2009年3月22日13:00 池袋GEKIBA 山本了、今村圭祐に坪田の作品を深寅が演出の3本は若手大量キャスト集め成功。平田暁子ら保母の苦悩表現に続く大学時代と現在往来の11月は大胆モノローグ新鮮で川添美和ら好演。ラスト美大同窓会は残酷展開強烈。
2009年3月21日20:00 シアタートラム 待望新作はアートにplaplaxと音楽に大野由美子と豪華コラボ。重要なモチーフの馬が喋りだす展開も。メンバーの巨大映像をバックに踊るシーン新鮮で篠崎芽美らソロ場面も迫力。揃いの黄衣装でユニゾンも興奮。
2009年3月21日15:00 茅ヶ崎市民文化会館小ホール WSとカンパニーによるカエル2本立てが大成功。10〜60代の総勢23人による地元ワークショップ作品が圧巻。変幻自在な多様性で楽しさ満点にミラクル。カンパニーの5人公演は複数「赤とんぼ」流し個人技発揮。
2009年3月20日18:30 千歳烏山 studio GOO 神村と手塚が相互に振付けたソロ2本は実験性十分。風音響く山脈は本の山と番号唱え歩く動き印象的。私的解剖は雑誌読みコーヒー傾ける神村の動き圧倒的でサキコロ流れビールこぼしまくり興奮。ダンサーの個性強し。
2009年3月20日14:00 Super Deluxe 初のソロ本公演はカレーかきこむコハマジャから始まる奇抜コント集で口に紐3本加えるラーメン、生臭さ満点の蟹ダンサー多喜二まで大胆企画連発。山本圭祐が助手的貢献。トークで安斉肇が饒舌に舞台上の自由を考察。
2009年3月19日19:00 ザ・スズナリ チラシ配布控えめも集客十分で迎えた新作は、シリーズ低迷象徴する退屈さで残念。笑い少なくプロットも時代生かすフリンジも弱い。失踪満映女優の挿話生きず惜しい。ワイルダー巧みに料理した往時の冴え回復を期待。
2009年3月18日19:30 アトリエヘリコプター 川田希&宝積有香ユニット新作は、五反田団2人芝居作を岩井秀人演出で復刻。眠りたい人と眠れない人の駄弁劇を舞台に土敷き死者と生者の解釈強調。初日で演技上滑り気味で、トークで登場の岩井ダメ出し予告に凄み。
2009年3月16日19:30 あうるすぽっと イデビアン4人とタイ人ダンサーのコラボは、エキゾチックな魅力盛り込んで光走る高架下をラジコン走るなかコミカルな群像ダンス集。舞台上手と下手を往復する得意のウォーキングや斜めに並ぶデザインセンスも発揮。
2009年3月15日19:20 ザムザ阿佐ヶ谷 戦中の上海、満州舞台に史実とミステリー融合も登場人物が死生繰り返しはつらい。ルパンや甘粕の怪人ぶりもいいが、振付も担当の三坂知絵子のレオンティーヌや小林少年のあおい未央に存在感。李香蘭役で藍山みなみ。
2009年3月15日15:00 吉祥寺シアター 伊藤キムがカンパ二ーメンバーの振り付け作中心に構成のオムニバスは、玉石混交でも一定の成果。体育会系女子や身体表現サークル的男子など多様も、終盤2本が素晴らしく7人群舞が圧巻。ラストのイトウ2人も美麗。
2009年3月14日18:30 下北沢小劇場楽園 山の手事情社水寄真弓とOrt-d.d倉迫康史、藤谷みきユニット第3弾は、「地獄変」「夜長姫と耳男」モチーフもベタな空間づくりが裏目。80年代ネタ面白いが両刃の剣。フレッシュさ、デザインセンス欠如痛い。
2009年3月14日14:30 THEATER/TOPS 岸田戯曲賞受賞作の再演は、初演の衝撃ないが、内田慈や江本純子、佐々木幸子ら小劇場界の有力役者そろえ新しい乱交劇創出。遠藤留奈は好調持続。キャスト変えても戯曲はいじらず、お笑いなど時事性のみ更新の印象。
2008年12月10日初版 ちくま新書 六代目誕生なった山口組の現状と草創期からの歴史も網羅する意欲作は、三代目のカリスマ性、一和会と抗争、芸能界との関係、経済やくざ化の流れ、4万人体制膨張の理由も明快。法規制でワル破門相次ぐ悪循環も指摘。
2009年3月4日 Ki/oon Records 1年4ヶ月ぶりの新作は「風吹けば恋」などヒット曲満載に充実13曲。得意のスピード感抜群、奇跡の節回しも炸裂し世紀の傑作誕生。いしわたり淳治に加えセルフアレンジよく3人のシンプルな音の組み合わせで新鮮。
2009年3月12日19:30 ザ・スズナリ 池谷のぶえも出演しナンセンスな猫ニャー再び。処刑が出し物のパラダイス座で完売すれば刑執行というチケットを売り歩くRPG風味も笑える。軸の貧しい弟役で松浦羽伽子好演。ダンスなど執拗な中だるみ対策も奏功。
2009年2月18日 Ki/oon Records 16年ぶりの再結成なった新作は、バンド後期同様にメンバー全員が詞・曲、歌も担当する方式継続は残念も、15曲にバリエーション。阿部義晴の存在が大きく先行シングルでも持ち味発揮。川西幸一の世界観も楽しい。
2009年3月8日18:00 OFFOFFシアター 裁判員制度テーマにぼろアパートの一室舞台で駄弁劇が成立。死刑決定に悩む若者をとおし制度の問題点を提示しさすがの腕裁き。題材に和歌山カレー事件選択も効果。葉っぱのカネなど虚実混ざる展開とショボサは残念。
2009年3月8日13:30 GOTANDA SONIC 目黒川沿い注目スポットで再演は近未来渋谷舞台に娼婦ロボットのカネ介さない愛の発見軸に奇妙な動きのダンス健在。動き中心の役者に対しNAGY OLGA話者でクナウカ式も奏功。大道寺梨乃が新髪型で萌えキャラ。
2009年3月7日14:00 あうるすぽっと 作・演出に東憲司を迎え現地役者使い生んだ新作は工場地帯の街の隣り合う2世帯の物語。桟敷童子の持ち味の舞台美術抑え描く市井の日常。隣接精神病院の挿話弱く残念も教師役の中村公美が好演し淡い三角関係に輝き。
2009年3月5日20:00 神楽坂 die pratze 演劇が消滅した近未来に集められた者たちが求められて演劇復興に取り組む姿を描いた意欲作の再演は、複数段差設けたシンプル舞台で、劇中劇も交えた巧みな仕掛けが奏功。演劇をテーマに約束事への問い直しにも意義。
2009年3月1日13:00 ロフトプラスワン 溺ジャ打ち上げ後で物販なしイベントも伝説的ミニコミの軌跡をたっぷり紹介し興奮。段取り悪くグタグダ展開でもUSENネタも豊富に爆笑。特製画像集公開もエロ度高めに圧巻。雨宮チョイスの清原長渕映像も笑える。