DISC

DE LA SOUL / and the ANONYMOUS NOBODY

2016年8月31日 AOI Records 11年ぶり新作はピートロックやスヌープドッグら豪華ゲスト迎え貯めてきた音源をセルフサンプリングし驚くほどのバリエーション。非ヒップホップ的曲も複数並ぶが、王道で音色も抜群のTrainwreckが白眉。

HALCALI / ハルカリノオカワリ

2012年5月30日リリース EPIC 新作は謎な2枚組。初期代表曲も交えたOTF編8曲は新曲群に魅力。CMや映画の話題曲集めた2枚目は歌モノ多めにコラボな楽しさ満載に7曲。ハルカリ歌詞参加も目立ちゴンドラの唄も巧みに料理して嬉しい空気感。

大谷能生 / 舞台のための音楽2

2012年6月13日リリース HEADZ エンジンから出た劇伴集に続く第2弾は中野成樹の紹介セリフ入り神村恵ダンスも思い浮かぶ名品たっぷり収めた2枚組。チェルフィッチュや東京デスロックの懐かしい音源も嬉しいが、ビート感抜群の「配置と森」最高。

大谷能生 / Jazz Abstractions

2012年3月14日リリース BLACK SMOKER RECORDS 3曲で自らラップも披露した新作はジャズ音源たっぷり混ぜた圧巻アブストラクト。ミンガス作サンプリング豪快。黒い音源ループ格好よく、韻踏む朗読ラップで「奇妙な果実に蠅がたかーる」Bホリディのラスト美し…

UNICORN / Z

2011年5月25日リリース KI/OON Records 再結成後2作目はLA録音でバンドサウンズ全開の格好いいロックアルバムが誕生。奥田×阿部などメンバー共作も機能し、Dキャンベルのアレンジワークもキマって絶妙のサウンド。人気の傑作「デジタルスープ」も収録。

HALCALI / TOKYO CONNECTION

2011年2月9日リリース Epic Records 旧曲リメイク含む7曲入りミニは歌ものも面白い捨て曲ゼロの素敵すぎる32分。オルガンスカな浪漫飛行から始まるコラボの嵐。ヨースケ@HOME起用したギリチョコの美メロに泣き。傑作ストロベリーチップスもスカで復活。

RADIOHEAD / THE KING OF LIMBS

2011年4月6日リリース Ticker Tape 3年ぶり8作目の新作はナイジェル・ゴドリッチが再プロデュースし尖ったサウンドで繊細に奏でる穏やかな8曲。トムヨークのお馴染みボーカルも健在でサプライズなく確実な1枚の印象。ダウンロードは2月先行発売。

チャットモンチー / YOU MORE

2011年4月6日リリース Ki/oon Records 「告白」以来2年ぶり4作目はシングルなしで初の全曲セルフプロデュースの新曲でバンドサウンド全開に11曲。装飾を削いでシンプルにパワフルにロック炸裂。「桜前線」や「謹賀新年」など絶妙のメロディセンス健在。

口ロロ / CD

2011年2月23日リリース commons いとうせいこう参加のユニット最新作はゲスト豊富も寒さギリギリの実験性。素直なポップチューンがしっかり格好よく、歌もの絶好調。注目の内田慈参加「1234」は意外にラップで文句なしだが、次は内田の歌も聴きたい。

THE BLACK EYED PEAS / The Beginning

2010年11月30日リリース Interscope Records エレクトロ路線を爆進しヒット量産体制、とんがっても心地よくてサウンドメイクが奏功。まさかのダーティダンシング主題歌のリメイクも大胆処理で新鮮味抜群。もはやヒップホップとは別次元に到達だが成果ばっち…

Autechre / Oversteps

2010年3月リリース WARP 2年ぶり10作目は多彩なエレクトロニック展開しプリミティブなまでの初期テクノな音色が印象的。攻撃的で荒々しいまでのダンスミュージックにショーン・ブースとロブ・ブラウンの現在の興味の場所がうかがい知れた。

相対性理論 / シンクロニシティーン

2010年4月7日リリース みらいレコ―ズ 待望フル第2弾はこれぞ相対性理論な仕上がり。様々なコラボ作発表も冴えず心配も杞憂。メンバー4人一丸となり曲作りに参画し地力向上。サウンドの細やかさも充実。三千万年、小学館などユニークな歌詞世界も健在。

チャットモンチー / 表情

2010年3月24日 Ki/oon Records 期待の新作は2枚組も、B面集は「迷迷ひつじ」など名曲あるもマイナーチューン中心で物足りなさ。アコースティック盤「横顔」は5曲のみでも初期録音も多く名曲群に新たな輝き出し新鮮。「バスロマンス」はW収録。

豊田道倫 / あんにょん由美香オリジナルサウンドトラック

2009年9月リリース SPOPOLYRHYTHM RECORDS アコースティックなインスト中心に林由美香への思い伝わる12曲収録も1500円のお得盤。ピアニカなど効果的も5バージョン入った主題曲「ほんとうのはなし」での川本真琴の歌声が最高。名曲「仕事」のリメイクも切ない…

Arctic Monkeys / Humbug

2009年8月19日リリース Domino 2年4ヵ月ぶりの3rdは米国各所で録音のいい意味で期待を裏切る力作。音色太く重厚、BPM抑制し大物の風格。プロデュースにジェイムス・フォード&ジョシュ・オム迎え持ち味のクセに磨きをかけ再度の傑作誕生。

Mos Def / The Ecstatic

2009年6月9日リリース DOWNTOWN RECORDS 待望の4thはMadlib、J Dilla迎え、ローカス時代のオールドファンも納得の1作。SlickRickやKweliと競演のBlackStarリユニオンまでアフロ感も抜群に黒い音満載の16曲に感涙。

大谷能生 / 舞台のための音楽

2009年4月1日制作 engine ここ数年に舞台作品向けに作った楽曲を集めた新作テープは、A面で「44マクベス」など中野成樹の小劇場演劇作品向け、B面で寺田みさこ&神村恵のダンス作品向け集め充実。ビート利いた作風持ち味に音色も鮮やか。

八品幸史郎 / 蒟蒻

2009年4月1日制作 engine 待望の新作テープは、逆回転も巧みに旧作風のUKインディーズなA面と歌ものふんだんに入れたB面の2つの世界を堪能。特に広末涼子の思い出を語る歌や歴代ソ連書記長登場するスパイ小学生描いた詩世界に豊かさも。

Perfume / ⊿(トライアングル)

2009年7月8日リリース TOKUMA JAPAN 人気加熱する中登場の3作目はヒットシングル満載の12曲。中田ヤスタカが全曲手掛けるも多面性出しポップな新境地。併録DVDは踊らない一本撮り新作映像に代々木体育館でのライブ2曲のパフォーマンスにも興奮。

Black Eyed Peas / The E.N.D.

2009年6月9日リリース Interscope 大ヒット前作から4年ぶりの5thは、エレクトロ路線を消化し心地よい音の暴走。ヒップホップの可能性を大きく広げる満腹の15曲で、大胆な領域侵犯、カラフルなポップセンスに脱帽。ファーギーのボーカルも好調。

椎名林檎 / 三文ゴシップ

2009年6月24日リリース 東芝EMI 東京事変から本人名義に戻り6年ぶり4枚目の新作は、スマイル主題歌を含まないが音楽的な豊かさ全開の「都合のいい身体」「労働者」ら充実の全14曲。人気の「丸の内サディスティック」も興奮のEXPO版で復活。

Zee Avi

2009年5月19日リリース Brushfire Records ジャックジョンソンのレーベルから登場の23歳女性ボーカルのデビュー盤は究極の心地よさ発揮の最強アコースティック12曲。ギターだけでなくウクレレ、ピアノも扱い、最強のBGMに。一瞬でハワイへ行ける一枚。

相対性理論 / ハイファイ新書

2009年1月7日リリース みらいrecords 傑作「シフォン主義」に続く待望のフルアルバムは、オタク迎合感残念もバンドサウンドは健在で全9曲。アカデミックな用語で楽しく遊ぶ歌詞世界も好調持続。やくしまるえつこのアンニュイなボーカルも幅広げ絶好調。

スチャダラパー / 11

2009年3月25日リリース tearbridge records 11枚目の新作はエレクトロ色強めもバリエーション豊富に裏切らない全11曲。アラフォー世代の時代批評もユニークで、木村カエラとのコラボも機能。業界ネタ楽しいハルカリ参加曲も最高。興味の吐露が気持ちいい。

イルリメ / メイド イン ジャパニーズ

2009年2月4日 カクバリズム 自身トラック制作しエンジニアにイリシット・ツボイ迎えた13曲はラップも歌も気持ちいい快作。「ミュージック」「時間ですよ!」など変化球決まり楽しさ抜群。「面倒くさい」連呼のパーティー曲も盛り上がり最高。

チャットモンチー / 告白

2009年3月4日 Ki/oon Records 1年4ヶ月ぶりの新作は「風吹けば恋」などヒット曲満載に充実13曲。得意のスピード感抜群、奇跡の節回しも炸裂し世紀の傑作誕生。いしわたり淳治に加えセルフアレンジよく3人のシンプルな音の組み合わせで新鮮。

UNICORN / シャンブル

2009年2月18日 Ki/oon Records 16年ぶりの再結成なった新作は、バンド後期同様にメンバー全員が詞・曲、歌も担当する方式継続は残念も、15曲にバリエーション。阿部義晴の存在が大きく先行シングルでも持ち味発揮。川西幸一の世界観も楽しい。

Common / Universal Mind Control

2008年12月9日リリース Geffen コンスタントなリリース続く彼の8作目は、エレクトロ路線炸裂でもオールドスクール風味も入れて痛快なまでにヒップホップ。ネプチューンズ、カニエ・ウェストなど豪華プロデューサ陣迎え、低迷気味のシーンに刺激。

Q-Tip / The Renaissance

2008年11月4日リリース Universal Motown 9年ぶりのソロ2弾は抜群のかっこよさと心地よさ両立し大傑作完成。 ピアノ、ギターなど生音活かしたサウンドプロダクション見事。ノラ・ジョーンズにディアンジェロ、ラファエル・シャディークらゲスト陣も効果的。

小林賢輔

2008年5月 待望の新作CDはセルフタイトルの6曲入りで「translucia」や「frevo」などフツーにきれいな曲と並んで、懐かしのハポンでのライブから「19999」も収録。変態度抜群の「性徴」にはベースで大高直樹、ギターで青木雄一郎参加嬉しい。