浪花花形歌舞伎 浪華騒擾記 大塩平八郎

2006年4月10日19:00 松竹座
大阪に相応しい素材に友情、恋愛、忠義を巧みに盛り込んだ好脚本ながら心打たない凡庸な芝居。二十代中心の浅草花形に比して、教授された型の継受は十分だが、新歌舞伎での芝居の自発的創出は未だ尚早か?(飯野形而)

風琴工房 / 砂漠の音階

2006年4月10日19:30 ザ・スズナリ
1936年3月12日の中谷宇吉郎が弟子たちとともに人工の雪の結晶を作った1日を描き真面目な劇作。中谷研究室を訪れる者たちのエピソード詰めすぎで1日にこだわった悪影響出て惜しい。当時の北大の雰囲気再現はOK。(やま)