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ヌトミック / それからの街

2020年2月7日 STスポット 額田大志の15年芸大卒業制作のリクリエーションは団地舞台に時間軸シャッフルし執拗な反復使い新鮮。原発事故後、デモや海外逃避組も出る展開よし。「富士見橋」など団地への行き方何度も説明し深澤しほが存在感。

岡崎藝術座 / ニオノウミにて

2020年1月15日19:30 STスポット 琵琶湖を舞台に放流され繁殖したブルーギルを軸に能「竹生島」活用した新作は浦田すみれや重実紗果ら若手役者陣も機能し成功。「夜更け」「夜明け」「曇り空」の三場設け、休憩時のシュウマイ販売する試みも楽しい。

東京デスロック / Anti Human Education

2019年9月7日14:00 STスポット 教育をテーマに教室模した舞台で6時間の授業。観客に起立礼着席させ、役者が先生となり様々な教育経験と人生語る展開新鮮。原田つむぎら存在感も特別講義で登場のふたば未来学園教師の斎藤夏菜子の活動報告に興奮。

範宙遊泳 / その夜と友達

2017年8月8日19:30 STスポット 祖師ケ谷大蔵と武蔵小杉舞台に大学時代の現在から別れ別れとなった近未来まで時間軸自由に往来、いないはずの人間登場も出色。主役演じた武谷公雄巡る展開見事で刺青もつ女で名児耶ゆり、同性愛男で大橋一輝も好演。

ロロ / 校舎、ナイトクルージング

2016年1月12日19:30 STスポット 上演1時間の高校演劇ルール使ういつ高第二弾は深夜の教室でのおばけ探しを描いて大成功。教室に仕掛けたICレコーダーで盗聴楽しむ危ない登校拒否女を望月綾乃が好演。おばけちゃん役でワワフラ北村恵起用も奏功。

チェルフィッチュ / 女優の魂

2012年8月17日20:00 STスポット 小説舞台化の佐々木幸子独り芝居が出色の45分。役奪われた共演者に殺された女優の過去と現在語って興味津津。ティッシュ投げて揺らして変な動き満載で興奮。美大モデル時代のエピソード巧く自殺者との会話も新鮮。

岡崎藝術座 / アンティゴネ/寝盗られ宗介

2012年4月21日18:00 STスポット ギリシャ悲劇×つかこうへいの見事なミックスで大成功。稲継美保や山縣太一らセリフ関係ない動きが面白く最高。つか節炸裂の旅一座を描いてエディプスの子どもたちの残酷な運命もしっかり。集団維持する非情さ鮮烈。

モモンガ・コンプレックス / ご多分にもれず、ふつう。

2012年3月18日15:00 STスポット 白神ももこ出演せず3ダンサーでクラシックBGMでコンセプチャルな作風に戸惑い。舞台美術の8人男子の壁アイデア見事も笑い少なく惜しい。ただ、終盤は金髪の臼井梨恵のコミカルセンス炸裂。北川結も躍動し大団円。

木ノ下歌舞伎 / 夏祭浪花鑑

2011年12月16日19:30 STスポット 演出に白神ももこ迎え女子中心の新歌舞伎が奏功。木ノ下&杉原とのコンビが効果的な緊張感生み、松尾恵美の団七が迫真で「白鳥の湖」での義父殺しにリアリティ。黒子巧みに使い提灯の上下面白い。お辰の関亜弓も迫力。

マームとジプシー / 塩ふる世界。

2011年8月20日15:00 STスポット 母親を投身自殺で失ったひなぎく軸に海辺町の同級生たち描く群像劇は新領域演出みせ革新。全役者フル出演、ダンス的な動きを続け、大音量劇伴は声消しても繰り返し演出で救済。告白するはなこ色気抜群で兄も楽しい。

東京デスロック / 再/生

2011年7月24日15:00 STスポット 傑作再演は大胆リメイクでLOVE新版の趣き。目立った台詞は焼き肉店での会話程度で、集団自殺のモチーフも抑制し抽象化徹底。爆音の「TSUNAMI」などにあわせ人生の様々な場面の動きを連続し興奮。サティや相対性理論も使用。

範宙遊泳 / 労働です

2011年3月5日14:00 STスポット 中央に客席、前後に舞台設け、自転止めた地球回す仕事等紹介する謎な2時間。横浜駅前での街頭インタビュー面白く丸石彩乃のガッツに拍手。熊川ふみ等のダンスも素敵。が、工場長や人気女子への悪口強烈で後味最悪。

マームとジプシー / コドモもももも、森んなか

2011年2月5日14:00 STスポット 初再演は幼い3姉妹の最高に切ない1週間描き感涙の嵐。なーの語尾、ダダこねて留守番する次女役の青柳いづみ、友人のお気に入りイカ批判して後悔する荻原綾も泣けた。現在の作風で記憶シリーズの端緒で抜群の冴え。

N.N.N.(かえるP「ケチャップ」、CRUSH THE TYMKS「TOKYO白書」、木村悠介+松木萌+吉本和樹「double fact」)

2010年12月12日14:00 STスポット KENTARO!による若手ダンサーオムニバス企画は、直系CTTが元気の良く文句なしの楽しさ。日本女子体大出身の3人組のユニークな構成が奏功。一列に並べたケチャップ吸い込み格闘系の動き見せユニークなかえるPは疲労度抜群。

泥棒対策ライト / コンガラガッチャンゴー

2010年11月6日14:00 STスポット 多摩美出身の下司尚実による自由形ユニット初号機設置公演はコミカルな要素たっぷりに楽しめる小一時間。卵の黄身を口に放り込む場面を頭尾に近藤彩香ら魅力的な4人編成のダンスもしっかり。膝突きあう終盤は圧巻。

快快 / アントン、猫、クリ

2010年10月30日19:00 STスポット リターンズ作をリメイクは4人出演する本公演でメンバーの身体性の高さ再認識させ大成功。言葉失われカオスに入る終盤は白眉の連続技。ゲスト光瀬健闘だが野上山崎千田の快快陣の輝き文句なし。トーク時再現は残酷。

toi / 華麗なる招待―The Long Christmas Dinner−STAR VERSION

2010年7月28日19:30 STスポット 柴幸男がワイルダーの傑作戯曲挑戦も意外なほどオーソドックスな演出。中央に置かれたテーブルを観客席も囲み、黒川深雪の母から始まる一族の歴史が語られ後藤飛鳥らさすが。最後にスピード上げ一気披露も効果微妙。

ミクニヤナイハラプロジェクト / 幸福オンthe道路

2010年7月3日14:00 STスポット エンゲキ挑戦のミクニ企画第五弾は病院&警察舞台にケロアックを料理。「わが星」でも冴えた黒岩三佳起用が大成功で早口でも伝わり流石。タンバリンも効果的でダンス絶好調。たにぐちいくこ&守美樹ら初参加陣機能。

酒井幸菜 / Night in June

2010年6月4日19:30 STスポット ダンサー活動控え待望だった酒井幸菜の新作は高橋幸平ら5人のダンサー集め白い部屋での静かな動き印象的。随所にキレあるダンス配すもクラシックな音楽使い全体に抑制が効きすぎた感じも。酒井幸菜の出番も少なめ。

黒沢美香&ダンサーズ / 起きたことはもとにもどせない(jazzzzzzzz‐dance)

2009年11月30日19:30 こまばアゴラ劇場 90年の初演からSTスポット中心に再演繰り返した定番作がミニマルダンス計画で登場。3組の女たちが交互入り組んで迫力。統一感なく「カモン!」などベタな掛け声繰り黒に身を包んだダンサーのくねる動きが格好いい。

神村恵カンパニー / 配置と森

2008年12月22日20:00 STスポット 美術で出田郷、音楽を大谷能生と組んで、光放つ箱並べ運ぶインスタレーションとの融合が奏功。ほうほう堂の福留麻里、元山海塾のトチアキタイヨウ参加し4人で顔を4方向に向ける動き繰り返すボックス系群舞が最高。

@@ has a headphone / 1st LIVE「いつでもここは夏である」

2008年7月27日14:00 STスポット 35人限定オールスタンディングのシノダ企画は、動員ともかく映像とダンスの融合で大成功。フィッシュマンズやキリンジ使いクラブ風。山縣太一&松島誠に快快の野上&山崎のパフォーマンスが会場一体感抜群に奏功。

小指値 / [get] an apple on westside/R時のはなしロングバージョン

2007年9月17日13:00 STスポット 旧作と新作組み合わせるも総合力出ず残念。狼に育てられた犬の話は役者の多くが狼に扮し徹底動物ものだが持ち味と違うか。2本目は小学生りゅーじの話で中林舞の女教師の日常がビデオ映像とともに見せた場面が出色。(やま)

ほうほう堂×チェルフィッチュ / 耳かき

2007年2月24日20:00 STスポット 注目組み合わせ新作は読み手と踊り手を分けた挑戦作。福留麻里→新鋪美佳とソロ踊るが、デュオ場面ない点は残念。交互に読み上げる岡田利規作成のテキストは抽象的でやや難解も靴下の写真など映像の使い方は効果的。(やま)

中野成樹+の短々とした仕事 / 冬眠

2007年1月27日18:00 STスポット 7日間の短い稽古期間で1時間未満の短い作品創る試み第1弾はチェーホフ「熊」をリーディングの手法で誤意訳し成功。中村たかしの借金取り上手い。斉藤範子の硬質台詞も印象的。劇団山縣家の父を従僕役で大胆起用。(やま)

Summerholic 06 -恐怖劇場-(中野成樹+フランケンズ「ひまつぶし」、劇団820製作所「izumi」、劇団 山縣家「ホームビデオ」、ユルガリ「ユルガリサバス」)

2006年7月8日19:00 STスポット 恐怖テーマに好企画も恐くなくゲスト2本が圧勝。チェル役者陣ばらけて活躍も山縣太一が両親と共演したホームビデオに尽きた。ワイルダー作のフランケンズはバラシ場面が見事。松村翔子のハルカリラップは今後期待。(やま)

矢内原美邦プロジェクト / 青ノ鳥

2006年7月1日16:00 STスポット 来年本公演に向けた準備公演は05年「3年2組」から演劇寄りにシフトも生物研究所の群像劇はプロット見えず低調。音楽絞り台詞が前面も課題残す。ダンスがやはり圧巻で迫力の群舞。得意の映像は控えめも抜群の効果。(やま)

創造者remix / 「新聞のすみっこに載ってる小説」(作:石神夏希、演出:中野成樹)、「dulcinea」(演出・振付:鈴木ユキオ)

2005年12月23日15:00 stスポット 若い夫婦のもとへ炭のセールスマン登場し中野ワールドの魅力深まる。注目作連続出演の岩本えり好調で「甘い生活」。新聞連載の不倫小説に反応する男の嫉妬と愛の賛歌鮮やか。2本目はTCAの煌きなく粗いドンキホーテ。(やま)

中野成樹+フランケンズと演出コースの後輩 / 「宿なし男」「私たちがまばたきをしたときいったい何をみているのでしょうとボブはその男に答えた」「サマーキャンプ」

2005年10月30日15:00 STスポット 3本とも翻訳劇でシング、ピンター、ベケット。フランケンズのサマーキャンプ最高で登山シーンの演出見事。イデビアン的面白みが随所にあり福田毅演ずる先生が好キャラ。助手の女の子2人石橋野島もつっこみ楽しい。(やま)

チェルフィッチュ / ポスト*労苦の終わり

2005年3月23日19:30 STスポット 好評作の再演は結末変え構成いじり複雑化。筋自体は素直だった前作と異なり皮肉な中身に賛否両論。新しく導入のモニターの使い方は見事。役者数絞り、1役を複数が演じるスタイルは後退。結婚=労苦は終わらず悲観。(やま)