山田裕介、中谷ミチコ、吉野もも、他 / 黄金町バザール

2012年10月19日−12月16日 日ノ出町駅から黄金町駅の間の高架下スタジオ、既存の店舗など
ヨコトリなくても連続開催の人気企画も魅力的な日ノ出町会場を再開発で失いトーンダウン。チョンの間名残の安普請空間で場の魅力発揮できず。が、山田0+0+0+0のゴツゴツ異空間ぶり見事。中谷の鳥の部屋も美。

八木良太、大巻伸嗣、EYE、山本俊一、やくしまるえつこ、他 / 音まち千住の縁

2012年10月27日−12月2日 北千住(一軒家、イドラノヤカタ、音う風屋、他)
北千住各所で開催のアート企画は豪華音楽家揃い驚くほど充実の内容。八木(別の)家具の音楽は下町一軒家を生かし街の音採集。大巻イドラは暗闇2階での水面美堪能。未来楽器図書館は山塚EYEらの前衛楽器を体感。

村山知義の宇宙 すべての僕が沸騰する

2012年7月14日-9月2日 世田谷美術館
ダダの影響受け美術に演劇にダンスにと戦前戦後を鮮やかに駆け抜けた芸術家の幅広い活動を包括的に見せて画期的展示。舞台美術の奇抜さ、MAVOのモダンさに感嘆。左翼活動と親和性も絵本も手がける多面性に驚く。

「地上最大の手塚治虫」展

2012年4月28日-7月1日 世田谷文学館
鉄腕アトムからリボンの騎士ブラックジャック火の鳥にマイナー作までレア原画をこれでもかと並べ圧巻。多数の連載やりくりしたスケジュール表も興奮。少年時43年作成「昆虫手帳」の精細な描写と情報量に圧倒。

福原コレクション 駒井哲郎1920−1976

2012年4月28日-7月1日 世田谷美術館
銅版画で戦後の美術界を駆け抜けた駒井哲郎の軌跡を資生堂福原義春蒐集の大コレクションで見せる試みが圧巻。詩集や文芸誌の挿絵、ミロ的の豊かなデザイン性もちながら動物など具象性にもこだわり嬉しいポップさ。

都市から郊外へ――1930年代の東京

2012年2月11日-4月8日 世田谷文学館
1932年誕生の世田谷区と周辺地域の文化状況を文学、写真、映画、音楽、広告などで多面展示。世田谷に移り住んだ小説家たちの生活ぶりや桑原甲子雄の写真に興奮。百貨店や住宅の広告ポスターも面白く画期的企画。

しりあがり寿 / ボラとみず

2011年12月26日-12年1月27日 art space kimura ASK?
昨年に続く二条城企画の東京再現はボランティア顔出し&みず。地下会場で「震災を経て“光”」テーマの水の底な映像インスタレーションが出色。タブレットに様々な人たちの佇む様が無性に切なく青い光も絶妙で感動。