夏!かこさとし作品展

2021年8月7日〜29日 藤沢市民ギャラリー

スポーツと海をテーマに地元ゆかりの人気絵本作家の原画約50点展示し圧巻。お馴染みのだるまちゃんシリーズや「からすのパンやさん」も展示され興奮。公害問題が深刻だった時期に昭和電工で働いた足跡も興味津々。

あしたのために あしたのジョー!展 —— 情熱的にあすを生き抜くために

2021116日〜331日 世田谷文学館    
100枚を超えるモノクロ原稿など充実の展示。特に高森朝雄の原稿をちばてつやがどう膨らまして漫画にしたかわかるコーナーなど見事。寺山修司による力石徹の葬儀など当時の様々な写真資料ふんだんに興味深い構成。

ヨコハマトリエンナーレ2020 AFTERGLOW

2020717日〜1011日 横浜美術館、プロット48
7回目を迎えた注目アートイベントはコロナ禍でも巧みに人数制限して成功。独学、発光、友情、ケア、毒を切り口に尖った作品多数展示。映像作品がドキュメンタリー風多め。座ったり鳴らしたりの体験型作品が楽しい。

ある編集者のユートピア 小野二郎:ウィリアム・モリス、晶文社、高山建築学校

2019年4月27日-6月23日 世田谷美術館

晶文社の草創期支えた編集者の小野二郎中心とした展示は平野甲賀植草甚一作品を多数並べて往時の勢い体感でき興味深い試み。義理の弟の高平哲郎の存在感も抜群、世田谷村も興味深く70年代の第一級サロンに憧憬。

筒井康隆展

2018年10月6日-12月9日 世田谷文学館
作家初の大規模展覧会は規格外の創作活動を体感できる空間で興奮。多様なメディア巻き込んだ活動の詳細、生原稿の整理具合も抜群で、「大いなる助走」の文藝春秋文書自体に赤字入れて突っ込むコラージュ原稿が圧巻。

ミロコマチコ / いきものたちの音がきこえる

2018年1月20日-4月8日 世田谷文学館
若手絵本作家の勢い出た展示で大成功。大作「ヘラジカの森」はじめ動物たちが色彩豊かに立体感抜群に描かれ圧倒。文学館入り口含め会場全体作り込む気持ち入ったインスタレーションで、制作途上の空間用意も嬉しい。

ヨコハマトリエンナーレ2017 島と星座とガラパゴス

2017年8月4日-11月5日 横浜赤レンガ倉庫1号館
前衛色高めの作品が集まった赤レンガ倉庫を象徴したのが宇治野宗輝のぶっとび楽器群。照沼敦朗の創るダークな街の造形にも興奮。ドンユアンのおばあちゃんの家も楽しい。福島の帰還困難区域歩くVRユニットも新鮮。