2005-07-16から1日間の記事一覧

弘前劇場 / ケンちゃんの贈り物

2005年7月16日19:00 こまばアゴラ劇場 畑澤聖悟新作はOヘンリー代表作下敷きに79歳の義父と49歳男の2人暮らし描き息呑む完成度。贈り物は義父が遺産生前贈与&見合い写真、亡き妻の夫は介護施設入居契約。男の重い病気判り義父が気遣う場面で落涙の嵐。(や…

大銀座落語祭2005 ナンちゃんの落語会

2005年7月16日17:30 ヤマハホール 落研出身、南原清隆の代脈は型通り可も無く不可も無く。おそらく舞台を楽しむのではなく、舞台に上がるまでのプロセスをドキュメンタリーとして楽しむもの。久々の舞台というキャイーンは息良く爆笑。(飯野形而)

デリシャススウィートスの見世物小屋 / ハレンチ*ノータリン天国

2005年7月16日17:00 靖国神社みたままつり 女5人で登場のDSは見世物小屋の熱気のなか毛皮族meet指輪ホテルな魅力的レビュー展開。バックバンド従え自作衣装に身を包み次々披露。生きた蛇を食いちぎるショッキングなヘビ女に連なる圧倒的20分600円の興行。(…

大銀座落語祭2005 英語落語会

2005年7月16日15:30 ヤマハホール 林家彦いちのパワフルな反対俥は天国行超特急という幻想的サゲで枝雀的。近時の英語落語仕掛人、大島希巳江は侮り難い話芸でお菊の皿。パックンマックンは良く練られたネタをテンポ良く堅実にトリで大爆笑。(飯野形而)

大銀座落語祭2005 林家いっ平中国語落語会

2005年7月16日13:30 ヤマハホール 何故いっ平が中国語落語なのかという疑問に答えぬまま、上手いのか下手なのか、そもそも通じているのかも不明なまま、粛々と進められる中国語版・時そば初演。落語国際化のための捨石以上の意味を見出せず。(飯野形而)

七月大歌舞伎 NINAGAWA 十二夜

2005年7月16日11:00 歌舞伎座 菊之助の熱意で実現の大胆企画はシェークスピアを今昔物語テーストに日本化。意外なほど保守的な印象は権威・蜷川の限界と八方丸く収まる喜劇の宿命か。鏡の舞台も兄妹の2.5役こなした菊之助を助けず効果は限定的。(やま)

大銀座落語祭2005 韓国語落語会

2005年7月16日10:30 ヤマハホール 銀座の7会場、3日間昼夜にわたる落語界のフジ・ロックの幕開きは、鶴瓶の弟子、在日三世の銀瓶による本格的取組のウリマル落語。聴きなれた動物園も全く理解不能な言語で周囲の観客が爆笑している留学生気分。(飯野形而)