2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

蜻蛉玉 / マトリョーシカの鞦韆

2006年4月8日15:00 プーク人形劇場 集合住宅舞台に住人の交流描き高完成度。兄妹の部屋中心に兄のBF含む3人で展開。ネコの餌でもめる場面が秀逸。全体脱力系で感触よし。恋人の子産みたいと願う兄と邪魔する妹の関係よく不条理を写実的に描き成功。(やま)

宮島達男 / FRAGILE

ART

2006年3月3日−4月8日 SCAI THE BATHHOUSE 谷中の銭湯再びで3次元にこわれやすいフォルムが登場。奥の部屋で3点展示は宇宙の星雲の如く、近くで見るとデジタル感、遠くからだと綿的に暖かみ感じ異なる印象。水槽に埋めた数字に数秒ごと泡の出る作品も綺麗。(…

Happy!

TV

2006年4月7日21:00 TBS 浦沢直樹の人気テニス漫画が海野幸役に「どんまい」キャラ炸裂の相武紗季起用し2時間ドラマ化。脚本に土田英生抜擢し兄役で荒川良々、そば屋店主で温水洋一と小劇場並ぶも、脇役が浜田雅功、鶴瓶、哀川翔ら超豪華。(やま)

あなんじゅぱす / んぐまーま

2006年4月7日20:00 こまばアゴラ劇場 平田オリザ初ダンス演出作は谷川俊太郎の詩に曲つけるひらたよーこユニットで実現。ダンサーに招いた岩下徹が貫禄で会場沸かせる。客席の子ども笑い声も味方につけたのは流石。只野の音がベタ過ぎで洗練さ向上期待。(や…

大谷能生のフランス革命(西島大介)

2006年4月6日19:30 UPLINK FACTORY この日最終ゲラをチェックしたという最新作「アトモスフィア」中心も結末が話せず焦れる展開。後半の雑談モードからSF界とジャズ界の類似性議論が最高に面白く、西島のサブカル全般への興味の深さが滲み出て好味。(やま…

陣野俊史 / フランス暴動−−−移民法とラップ・フランセ

2006年2月28日初版 河出書房新社 時機逃さず出たフランス暴動ものは若者たちの意識をラップのリリックから探る試み。時事的側面の説明足りず編集に欠陥。詩の迫力も伝わらず1〜2章鈍いが、3章に入った降神の志人インタビュー面白く意外な読後感。(やま)

ミナモザ / 夜の花嫁

2006年4月4日19:30 サンモールスタジオ 連合赤軍の一行が夜のない地に迷いこみ始まる怠惰な日常が見事。別荘に住む美人姉妹のサチコ&川島早貴がいいし革命戦士も見事なリアリティ。ケーキの食事続ける日々は現代の隠喩か。意外な結末入れサービス精神も。(…

NONFIX / 路上の未来〜「ビッグイシュー」とホームレスライフ

TV

2006年4月4日2:35 フジテレビ 3度目の放送となった傑作ドキュメンタリー。ホームレスが販売員を務める200円の雑誌「ビッグイシュー」の街頭での販売現場を追いかけ、彼等のこれまでの経緯と生活の現実を丁寧に描いた後藤訓久の番組づくりに拍手。(やま)

青年団若手自主企画(多田企画) / 別

2006年4月3日19:30 アトリエ春風舎 山内健司ら青年団主力役者揃え大雨後の避難生活お別れ会の一夜描くも、男=チン、女=マン、浮気する=マタガルなど架空方言創り理解不能な会話劇見せる大胆な試み。浮気現場からの展開はポツ的で面白く新たな別人。(やま…

坂東玉三郎 / 言の葉コンサート 泉鏡花 天守物語

2006年4月2日15:00 浪切ホール 舞台のみならず自ら映像化も行った天守物語を素舞台で笛と玉三郎の朗読だけで表現する大胆な試みは観客に高度の想像力求める試練の場。前半イメージ喚起できず挫折するも後半は視覚押し付けられない自由な幻想世界。(飯野形而)

スロウライダー / トカゲを釣る

2006年4月2日14:00 こまばアゴラ劇場 またも突飛な設定でトカゲ通し自分の蝸牛育てる者たちの集団生活がヤバイ。建物2階分見せる舞台で吹き抜け効果的に相次ぐ飛び降り自殺にもリアリティ。男のみ出演でダークなトーンと鳴き声不気味に意味不明も成果。(や…

マンションマンション / キング・オブ・心中

2006年4月1日14:00 下北沢OFFOFFシアター 富岡晃一郎、今林久弥、瓜生和成ら小劇場界の有名役者迎え横畠愛希子組第2弾は、ピチチ5福原充則と再度組み見せ場満載の異常愛。カレー屋開店する夫婦描くが浮気癖の妻を高木珠里が爆演、宝船に続き激しく見せた。…