2007-07-16から1日間の記事一覧

木村紅美 / 風化する女

2007年4月10日初版 文藝春秋 下北沢の書店員だった作者による文学界新人賞受賞の表題作は孤独に死んだ43歳の職場の先輩女性社員との交流の思い出、遺品を片付けるなかで明らかになる数々の事実を巧みに織り込み筆力確か。地味な世界にこそ輝き。(やま)