アンリ・ルソーから始まる素朴派とアウトサイダーズの世界

2013年9月14日-11月10日 世田谷美術館
正規美術教育受けないアウトサイダーたちの作品展は草間彌生やミロ、バスキアに並びシベリア抑留を記憶残した久永強の作品群迫力。グランマ・モーゼスの米国の生活讃歌楽しく、路上生活送ったビル・トレーラー新鮮。

冨永昌敬&土田環、ラファエル・ローゼンダール、aricoco、藤村豪&内野清香、他 / セカイがハンテンし、テイク

2013年7月20日−9月29日 川崎市市民ミュージアム
全体に低調な印象が否めないが富永ら「20世紀の事故」は3画面を使いタイムストレッチの手法で海の町での男女の動き追い興味深く一番の仕上がり。川崎市の小学生7万人の猫見た場所の手書き地図群が意外にヒット。

しりあがり寿 / 絵本「ねつでやすんでいるキミへ」原画展

2013年6月24-29日 GALLERY HOUSE maya
北青山の小さなギャラリーで3月に刊行された新作絵本の原画と描き下ろし小品を集めた展示はホスピタリティも抜群に心地いい空間。いつものへたうまバカ路線をやや封印し作者のやさしさがにじみ出る作品にじんわり。

梅佳代展 UMEKAYO

2013年4月13日-6月23日 東京オペラシティ アートギャラリー
美術館初個展は10年ぶり公開の<女子中学生>シリーズから新作「能登」までたっぷり網羅し笑えて興奮。「うめめ」「男子」などの代表作も大きいプリントで見せて迫力。愛満載の「じいちゃんさま」で犬活躍も光る。

山口晃展 付り(つけたり)澱(おり)エンナーレ〜老若男女ご覧あれ〜

2013年4月20日-5月19日 そごう美術館
「演説電柱」や「厩圖」など新作に加え過去の代表作もまとめて展示し圧巻。大胆提案ロゴや映像作品「千軒長屋」など独りトリエンナーレも展開して現代アートを縦横無尽。ユーモア抜群の膨大な小説挿絵も展示嬉しい。

エドワード・スタイケン写真展 モダン・エイジの光と影 1923−1937

2013年1月26日−4月7日 世田谷美術館
「ヴォーグ」や「ヴァニティ・フェア」掲載のスタイリッシュ写真を一気展示。グレタ・ガルボなど人気女優に加え20年代の映画や舞台に出たマイナー女優のファッション写真もゴシップネタたっぷりに解説され楽しい。

松本竣介展 生誕100年

2012年11月23日−2013年1月14日 世田谷美術館
36歳で夭逝した近代洋画家の回顧展は驚くほどモダンで欧風。戦前の東京を描いても洋風感。<都会>での大胆なモンタージュぶりと見事な構図カッコよく青い色合いに感服。工場を描いてピカ一、人の気配抑えクール。