西村賢太 / どうで死ぬ身の一踊り

2006年1月29日初版 講談社
芝公園で凍死した作家の藤澤清造へ執着し東京と石川を往復する中卒港湾労働者の日々が赤裸々に語られ衝撃的。父の逮捕、買淫、DVなど私生活の恥部全開で身につまされる三十路男の吐露3編は芥川賞候補も落選残念。(やま)