2011-02-11 西村賢太 / 苦役列車 PRINT 2011年1月25日初版 新潮社 芥川賞受賞作は自身投影の貫多の日雇いで働く十代の孤独な日々を台詞少なめに描き、職場で出会った日下部との交流が刺激的。予定調和のカタストロフも巧みな結末。併録の川端賞狙う現在文筆生活の赤裸々も興味深い。