黒岩比佐子 / パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い

2010年10月7日初版 講談社
明治期のメディアに詳しい筆者の遺作は日本初の編プロの実態をマイナー資料掘り返しまとめ画期的評伝。幸徳秋水との友情、冬の時代の荒畑寒村大杉栄の生活支えた実情を義侠心抜群の堺への愛情たっぷりに描き好感。