本多劇場 の検索結果:

動物電気 / わんぱくカルシウム

2004年7月18日14:30 駅前劇場 夏の海の家を舞台に現在と子供時代を交錯させ辻修が意外にきっちり芝居。一方、はじけまくる小林健一はまたしてもワンマンコーナー。芸人魂発揮し徹底的。開演前の筋と関係ないコントもシリーズ化の模様で次回は本多劇場へ進出。(やまガブリエル)

伝統の現在2 BIRD☆SHIT / 梟

2004年6月27日14:00 本多劇場 茂山3兄弟が再び竹内銃一郎と組んだ2本立て。15分間の狂言「梟」に続き、竹内新作。中川安奈加わり南の島で鳥の糞探し。コミカルにストレンジワールド。テーマは孤独な青年の心の治癒で若干物足りなさも。(やまガブリエル)

トムプロジェクト/孤狸孤狸ばなし

2004年5月31日19:00 本多劇場 北条秀司の傑作喜劇をケラ演出で復活。しっかり笑え大成功。コメディはケラが巧い。篠井英介、板尾創路、ラサール石井、六角精児と役者揃い、だましあいの古典。同じ加藤ちか美術で板尾出演で北条戯曲挑戦した松尾スズキ版「王将」を上回った。(やまガブリエル)

日本総合悲劇協会/ドライブイン・カリフォルニア

2004年5月1日19:00 本多劇場 小日向文世、田口トモロヲが松尾脚本に馴染まない中、仲村トオルが予想を裏切る出色の出来。仲村持ち前のクールなスタイルを堅持しながら松尾の描く珍妙な台詞を熱く語る様は異形そのもの。松尾舞台常連化を期待。(飯野形而)

日本総合悲劇協会 / ドライブイン・カリフォルニア

2004年4月30日19:00 下北沢本多劇場 注目再演は豪華キャストで実現。松尾スズキ&片桐はいりの冒頭からの贅沢な飛ばしで傑作の予感も、松尾消える後半は失速。ただ、仲村トオルは大健闘。小池栄子も一応合格点か。驚きは公演パンフの松尾スズキ×辛酸なめ子の誌上対談。(やまガブリエル)

阿佐ヶ谷スパイダース / はたらくおとこ

2004年4月3日14:00 本多劇場 男8人女1人で描く破綻りんご農園での悪夢の一夜。中村&中山&池田の冒頭ダベリこそ最高。全盛期の宮沢章夫彷彿で小気味よくギャグ連発。が、後半グロさ全開に場内ひきまくり。加藤ちか美術のりんご倉庫と雪の屋外組合せ最高。(やまガブリエル)

シリーウォーク・プロデュース/フリドニア〜フリドニア日記#1〜

2004年3月27日14:00 本多劇場 ケラ作を猫のホテルの千葉雅子が演出というミスマッチで予想通りに失敗。カラーの違いがはっきり出た格好。猫ホテ2トップ不在で空回り。小林&辻さえ持ち味十分に発揮できないなか一人気を吐いた伊藤修子が救いか。(やまガブリエル)

シリーウォーク・プロデュース/フリドニア〜フリドニア日記#1〜

2004年3月26日19;00 本多劇場 次代の下北を支えるであろう演劇人によるケラ脚本再演は4割ほどの寂しい客入りながら、下北の至宝・辻修、小林健一の怪演が光る。奇怪な発声と独特の間で圧倒的な存在感を示す伊藤修子は他公演もぜひ観たいところ。(飯野形而)

THE・ガジラ / KASANE

2004年2月11日14:00 本多劇場 鶴屋南北の怪談に使われた累(かさね)伝説の真相を追って、ユニークな歴史観、江戸時代の村落共同体のいびつさが明らかになっていって・・・。留学帰りの女性演出家を中心に全員が違う解釈で歴史が紹介されて、驚くほどの怖さ。鐘下評価、急上昇。(やまガブリエル)