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ナイロン100℃ / 神様とその他の変種

2009年5月10日13:00 本多劇場 新作公演は得意のホラーコメディ。世界から次々関係者抹殺する峯村リエ&山内圭哉夫婦と息子みのすけを軸に展開も、暗めの舞台で3時間超は集中力もたず。大倉幸二が外さない笑い流石。家庭教師役で水野美紀が貢献。

ナイロン100℃ / シャープさんフラットさん(ブラックチーム)

2008年10月19日13:00 本多劇場 2時間半のWキャスト公演大倉孝二版楽日は、犬山イヌ子&みのすけ機能しこれぞナイロン。ホワイトと異なり主人公の元恋人が事故死する結末も納得感。大詰めの過去作品の登場キャラクター揃い戯れる名場面にも感涙。

ナイロン100℃ / シャープさんフラットさん(ホワイトチーム)

2008年9月23日14:00 本多劇場 結末も違う15周年Wキャスト公演の三宅弘城版はみのすけ&犬山イヌ子不在痛くナイロン風味欠く。サトエリの地味な起用法も惜しい。ケラの半自伝的エピソード展開もバブル当時の劇団内部事情が生々しく露骨で重め。

猫のホテル / けんか哀歌

2008年5月5日17:00 本多劇場 東宝争議をモチーフに映画関係者の群像劇試みるも、らしさなく空回り。ヒロポン中毒の映画監督役の中村まことも窮屈な印象。池田鉄洋も面白み出せず。抽象的な舞台設定も裏目で、やり過ぎ感溢れる猫ホテ風復活希望。

ポツドール / 顔よ

2008年4月10日19:30 本多劇場 フランス映画的重厚な人間ドラマを傷や血など7章で描く大作も、旧作エピソード散りばめた総集編的内容で物足りない印象。顔の美醜をテーマでも新味なくマンネリ感。怪我した女役の松村翔子ら熱演も惜しい仕上がり。

ナイロン100℃ / わが闇

2007年12月30日13:00 本多劇場 犬山イヌコ、峯村リエ、坂井真紀が演じる不幸な三姉妹の少し残酷な運命を笑い満載で描くケラの手腕に脱帽。3時間超す作家の家族の話も笑い担当脇役大倉孝二ら活躍で飽きさせない。三宅弘城も万年書生で癒しキャラ。(やま)

毛皮族 / おこめ

2007年10月16日19:00 本多劇場 戦前前後の農村を舞台に悲劇的人生送る娘を町田マリー、連続暴行魔となる息子を米村亮太朗のエロキャラ使い展開も雑なプロットで失敗。が、番外編が素晴らしく007の各作品とスチュワーデス物語のパロディが炸裂。(やま)

動物電気 / 先輩へのあこがれ

2007年9月13日19:30 本多劇場 ウミショーから準備期間短くホストクラブという不似合いな設定災いし低調。客演もあり女優陣充実だが、小林健一コーナーもパワー不足否めず残念。庶民系こそ持ち味。次回公演は来年6月と先だが駅前劇場復帰で期待。(やま)

大人計画 / ドブの輝き

2007年6月1日19:00 本多劇場 クドカン「涙事件」、井口映画、松尾「アイドルを探せ」3部構成がウラ目。阿部サダヲら充実役者陣泣く。樹海でゴミ動き出す展開期待もブログ代筆更新のアイデア消化不良。ラストはママさんコーラス流用で締まらず。(やま)

月蝕歌劇団 / 花と蛇

2007年2月3日19:20 本多劇場 団鬼六代表作2作組み合わせ圧倒的SM大作完成。初の舞台化は映画を遥かに上回る出来栄え。遊園地、ニブロールでも露出目立った三坂知絵子が静子夫人役を演じきり見事な輝き。有末剛の縄で花道に吊るされ圧巻の幕。(やま)

梅田芸術劇場(演出:塚本晋也) / 哀しい予感

2007年1月8日14:00 本多劇場 吉本ばなな人気作舞台化は休憩挟み3時間の煌めき。映画俳優中心のキャストで何より出番多い大役を魅力的に演じた市川実日子が素晴らしい。廻り舞台徹底活用し実家や別荘など4場用意し豪華。飴屋法水の音響も秀逸。(やま)

阿佐ヶ谷スパイダース / イヌの日

2006年11月12日14:00 本多劇場 00年作の増補再演は地上と地下の2重構造の贅沢な舞台装置で展開。小学生時に拉致され10年以上地下で暮らす人たちが面白く中山祐一朗&松浦和香子のガキっぷり最高。監禁と純情の大胆な組み合わせで長塚の本領発揮。(やま)

オリガト・プラスティコ(作:ウディ・アレン 演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ) / 漂う電球

2006年9月28日19:00 本多劇場 Wアレンが45年ブルックリンの4人家族描いたシリアス戯曲もニート&引きこもりと現代風。座長広岡由里子が母親役も多い台詞に初日舌回らず苦戦も熱演でラスト感動。本多連続登場の町田マリーは愛人役面白く輝き。(やま)

「カルカル」プロデュース / うす皮一枚

2006年9月8日19:00 本多劇場 舞台初挑戦の山崎静代と劇団ひとり起用し話題の公演は女性客中心にぎっしり会場埋め超満員。鈴木おさむの拙い演出で散々な展開も、殺人の過去あるしずちゃんが首絞められるクライマックスは場内グズグズで感涙の嵐。(やま)

江本純子 / 股間

2006年8月10日初版 リトルモア 作者が立教で演劇を始め毛皮族=毛布教の立ち上げ、駅前劇場→本多劇場進出と成功の日々、行き詰まりまで描く自伝的小説は次々と劇団女優に手出す大カミングアウトに衝撃。劇団史が公演時期までピタリ重なり現実感。(やま)

毛皮族 / 脳みそぐちゃぐちゃ人間

2006年7月29日20:00 本多劇場 ブロードウェイ風に20時開演もモチベーション落ちたか露出なく低調の仕上がり。プロエピ含め4部構成も全体半端感、町田マリーの脳なし人間アッコちゃんキャラ魅力的でもっと見たかった。横町慶子はロマンチカ貫徹。(やま)

大人計画 / まとまったお金の唄

2006年5月7日14:00 本多劇場 万博開催中の70年の大阪舞台に母子家庭ホームドラマで松尾喜劇の真骨頂。妹役で市川実和子起用が奏功、バランスつき姉役の阿部サダヲと母役の荒川良々が思い切り暴走でき魅力爆発。当時風俗盛り込み歌舞伎囃子も笑。(やま)

ナイロン100℃ / カラフルメリイでオハヨ〜いつもの軽い致命傷の朝〜

2006年4月20日19:00 本多劇場 異例の四演なったケラ自身の父の死を書いた代表作は茶の間と妄想の病院脱出劇の2重構造で大倉孝二らナイロン豪華役者陣も往時風体現、ギャグ古めで近年の劇作と異質世界。構成面拙さあるも暖かく観劇後に爽やかさ。(やま)

指輪ホテル / CANDIES〜Girlish hardcore

2006年1月14日13:30 相鉄本多劇場 欧州ツアー直前の最終準備公演は昨年公演から格段に向上し見事な完成度。東北弁と関西弁の姉妹の口論シーンが最高で卯月&生田の魅力発現。5人揃い背中向け群舞も麗しく美。バスケ場面も上達しスピードも出て成功。(やま)

劇団健康 / トーキョーあたり

2005年8月27日14:00 本多劇場 健康12年ぶりの新作は「東京物語」と「生きる」の中途半端なパロディ。筋立てはともかく肝心の笑いがイマイチで前半好調も後半にダレ。遅刻ケラも弾けず。40代の作品ではない印象も手塚とおるコメディ復活は大歓迎。(やま)

毛皮族 / ヌッポンドエロイナ偉人歌劇 銭は君

2005年7月24日19:00 本多劇場 ジャニーズ事務所テーマにローラースケート乗り「磨りガラスの20代」熱唱。使用モチーフはバットマン、源氏物語などで町田マリー男役は惜しい。消費者金融に囲まれる自身の借金エピソード見事もレビュー場面が最高。(やま)

動物電気 / 寝太郎の新作カレー

2005年4月27日19:30 本多劇場 本多初進出はカレー屋舞台に完成度高めのドラマを用意。カレーづくりのセンスはあるが引きこもりがちな寝太郎キャラを小林健一が好演。ホームレスとの交流も味。警官役の辻修と持ち味の体張ったギャグ連発しヒット。(やま)

阿佐ヶ谷スパイダース / 悪魔の唄

2005年2月20日14:00 本多劇場 舞台に2階建て洋館設けホラー挑戦も笑いふんだんに阿佐スパ風。戦中死んだ兵士たちが掘り起こされ、幽霊=ゾンビでコミカルに展開。何より上官役で登場の中山祐一朗復活は嬉しい限り。ヒロインの小島聖もしっかり。(やま)

宇宙堂 / 花粉の夜に眠る戀〜オールドリフレイン〜

2005年2月11日14:00 本多劇場 劇団3○○時代の代表作再演は、尾崎翠をモデルに小劇場第3世代テーストが爆発。現在と過去を行き来し重層・夢想的展開。うんこダンサーズなど痛い出し物たっぷりで辛いがヒロイン杉嶋美智子の真っ当な演技が好印象。(やま)

少年王者舘KUDAN Project / 劇終/OSHIMAI〜くだんの件

2005年1月29日19:00 相鉄本多劇場 「真夜中の弥次さん喜多さん」も成功の小熊ヒデジと寺十吾による傑作2人芝居再演は王者館上回る仕上がりで天野天街の代表作と確信。蝉鳴き続けるトコヤでの2人の珍妙なやり取り、大胆な展開に驚き笑う至福の一時。(やま)

竹中直人の匙かげん / 唐辛子なあいつはダンプカー!

2004年12月18日14:00 本多劇場 宮沢章夫×松尾スズキ×ケラという豪華競作で期待の公演も竹中の暴挙で惨憺たる仕上がり。せっかくの台本を捨て自ら書き足し破綻。木村佳乃&佐藤康恵のがんばりが哀れ。生バンド入れ魅力ない歌シーンで繋ぎワック。(やま)

カムカムミニキーナ/超人

2004年9月25日14:00 本多劇場 家族に蔵の中へ閉じ込められた超人を巡る突飛な筋立てが悪くパチモン遊眠社の弱点を露呈。笑えない下ネタも苦痛。せっかくの八嶋智人復帰もらしくないチンピラ役でミス。苦痛だった藤田記子の暴走がある意味救いに。(やまガブリエル)

小島麻由美インストアライブ

2004年9月15日20:30 下北沢ヴィレッジヴァンガード この日開店のCDショップと書店の間の通路、本多劇場真下の空間にぎっしりのファン前に、ギター塚本功と2人で新作「パブロの恋人」から次々と。リクエストに応え「結婚相談所」も披露。雰囲気最高でまさにこの場所で見るべき小島麻由美。(やまガブリエル)

ナイロン100℃ / 男性の好きなスポーツ

2004年9月12日14:00 本多劇場 初の2度見。1度目は最後列で文字など全然読めず今度でやっと内容把握。エロテーマに大量キャスト、3本軸で応えて3時間超、2つの家族を登場させ父と母と娘をナイロン役者陣がきっちり。ラストも巧みにまとめてセンスのよさ発揮。(やまガブリエル)

ナイロン100℃ / 男性の好きなスポーツ

2004年8月31日19:00 本多劇場 エロをテーマにセックスコメディ。前後半で3時間超の大作。ナイロン役者陣に京晋祐、すほうれいこ、ジョビジョバ、そしてダンスでロマンチカと超豪華。滅法面白くて、3つのストーリーが進行。シンセミアな警官登場し盗撮も。(やまガブリエル)