2004年5月15日19:00 愛知県芸術劇場小ホール 食住に困らない谷を見つけた青年コミューンが熊に食われるまでの日常を描いた凡庸なドラマ。世界を旅するボヘミアンの登場で、人類の小人化、女性の稀少化等興味深いモチーフが散見されるも活かせず陳腐な結末。(…

2004年5月15日15:00 駅前劇場 大阪発の人情喜劇。ここまでベタにやられると感動。下町のうどん屋の店頭を舞台に、中年の悲哀、青年の純情をコミカルに。ゲストに後藤飛鳥。歌手の夢挫折し大阪に帰ってくるコを好演。次回客演先はポかリン記憶舎に五反田団と…

2004年5月14日19:00 七ツ寺共同スタジオ 約20年ぶりに観た熱海は、酒鬼薔薇、天皇制、金正日体制批判を絡め同時代性見せるも、演出は前時代的で役者も力量不足。つか好みの小西真奈美似、黒木メイサは特筆すべき無表情。15歳で伝兵衛の愛人役は無謀。(飯野形…

2004年5月13日19：00 ベニサンピット 前作から2ヶ月で登場の新作は期待を大きく裏切る内容。第二次大戦の終戦前後の山村を舞台に軍隊と村人の関係を描いたが、観念的過ぎた。ロケット開発の説明自体が十分でなく、筋が上滑り。せっかくの役者陣も若松武史が…

2004年5月12日19:00 新宿THEATER/TOPS 超満員で期待の10本目は五輪イヤーで体操。4年の重さをドラマチックに。劇途中から役者は黒子に変身。箱を使って幕を下から上に上げる試み。伏線からテトリス化は驚く展開だが、パズルゲームをあっさりまとめ過ぎた感も…

2004年5月9日18:00 大阪国際会議場 前年に比して相当に余裕のあるツアー日程ながら、2日目4公演目には全く声が出ておらず、騙し騙しの歌唱。メロン、稲葉を帯同しない一人での初ツアーは衣装替え中のVTRも不出来で、平板な構成、演出に課題大。(飯野形而)

2004年5月9日 カタルーニャ サーキット 日本人予選最高位(3位)からスタートの琢磨、いやが上にも期待が高まる。スタートは無事クリアするも、ルノーとのピットワークの差は歴然で結果5位。展開は特に波乱無くMシューは若干のトラブル抱えつつも5連勝。(koh)

2004年5月9日18時39分 終了 電車で酔客に絡まれていたおばさんを助けた事から隣席の女性と交際が始まった秋葉系「電車男」が毒男からフツメンに、そして神へと変貌していく様を見ながら皆で鬱になる2ch毒男板スレ。5/9感動のフィナーレ。(koh)

2004年5月8日19:00 なんばグランド花月 関西浪界久々のビッグ・イヴェントは、浪曲１席のみの惨憺たる構成。浪曲新喜劇、歌謡ショーが無いと客入りが悪くなるのはわかるが、やはりここ一番で浪曲、幸枝若節の多彩な魅力を存分に展開してほしかった。(飯野形…

2004年5月7日19:00 ショーアップ大宮 期待の初日も22時過ぎで終了。長時間立ち見で疲労し、５人の指輪は物足りなさ感じたがゲストは充実。この日ベストのアコーディオン芸non-non筆頭にアンネフォールにラ・カンパニー・アン、山岡佐紀子、TAMAYOなどライン…

2004年5月6日19:30 ロフトプラスワン コスプレアイドル声のDVDリリースに合わせた本気企画。自ら体をはり、大槻ケンヂがカラオケ披露するなか、みうらじゅんによるライブボディペインティング。会田誠、三潴末雄、町野変丸ら登場しサブカル魂炸裂で大成功。(…

2004年5月4日19:00 渋谷・はこぶね（セントラル美竹310号室） 作・演出のタニノクロウの自室を改造して劇空間。客席も1人1人区切り作り個室で見る異色作。ジャズとアート。レストランで、気味の悪い爬虫類な料理が次々出て不思議世界展開。突き抜けインスタ…

2004年5月4日 名古屋鶴舞公園奏楽堂内 Vo&Gt＋２Drという３人編成によるこの日最大、いや抜群な！スカムロック。Vo氏の着ていたTシャツのジミヘンというよりは脱力したビーフハートの様な演奏と奇妙な動きを是非難波ベアーズで見てみたい。(KeNhO)

2004年5月4日 名古屋鶴舞公園奏楽堂内 名古屋インディロックシーンを牽引するモモジ氏企画の名物イベント。生憎の雨のため急遽屋内で。多少進行滞り気味ではあったがとにかく出演バンド、運営スタッフのご尽力のおかげで爽やかにGWの一日を過ごせました。(Ke…

2004年5月3日19:00 アトリエ春風荘 誰もが知っている古典ゆえ平田オリザの現代口語演劇理論が鮮明に具現された会心作の再演。組織崩壊の危機をキャラメルコーンを頬張りながら乗り切るOLと上司を描く平田の手腕に脱帽。大石役の安部聡子が上手すぎ。(飯野形…

2004年5月2日18:00 さいたまスーパーアリーナ ミカ卒業に切なさ感じるも、収穫は亀井。見事なＭＣぶり披露し、今後のテレビ活動にわずかに光明か。ダフ屋で１万円購入の10列目、センターステージ、花道間近も感動半減。６期健闘するも失ったものの大きさ痛感…

2004年5月2日17:00 さいたまスーパーアリーナ ミカ卒業に伴うミニモニ。ラスト・ステージは創始者・矢口真里を交えてのジャンケンぴょん!という強力な仕掛けがありながらもさほどの感慨無く、同じく最後ながら自曲を披露できないココナッツ娘。で不覚にも号…

2004年5月2日13：30 青山・東京ウィメンズプラザ これが滅法面白かった。現代美術館＆芸大で開催中の近代絵画再考展の連動企画。20世紀の日本絵画史を見事時代で区切って分類。岡崎の「草枕」引用した論法が光った。もちろん浅田彰はそれなりにうまく処理、…

2004年5月1日19:00 本多劇場 小日向文世、田口トモロヲが松尾脚本に馴染まない中、仲村トオルが予想を裏切る出色の出来。仲村持ち前のクールなスタイルを堅持しながら松尾の描く珍妙な台詞を熱く語る様は異形そのもの。松尾舞台常連化を期待。(飯野形而)

2004年5月1日14:00 こまばアゴラ劇場 トニー賞作家オールビーの新作を青年団で。バリー・ホール演出で日本人役者４人でインモラル世界展開。静かな演劇で始まるＮＹの幸福の典型な家族が夫の愛人発覚で暗転。山羊との獣姦、ゲイの息子も絡んで悪夢強烈。（や…

2004年5月1日12:00 新国立劇場中劇場 実験性、先進性等を一切捨象し、娯楽性のみを徹底的に追求した舞台は、マンネリを越え今や様式美。水野美紀は見得や決め台詞が弱いながら、出演者中最も華麗な殺陣は一見の価値有り。佐藤正宏演じる家康も絶品。(飯野形…