2013-05-18から1日間の記事一覧

川上未映子 / 愛の夢とか

2013年3月29日初版 講談社 7小説集めた短編集は様々な試み見せながら完成度高め。特に群像と新潮掲載2作が秀逸で、愛する庭を奪われた老女の切ない暴走描くお花畑自身の結末に驚愕。死してなお部屋に残り夫の姿を追う十三月怪談の終盤白眉。

いやむしろわすれて草(作・演出:前田司郎)

2013年5月18日14:00 青山円形劇場 若草物語モチーフの傑作3演はヒロイン三女役で起用の満島ひかりが抜群の演技で圧倒。病院に独り残される場面で地震発生も耐えて凄み。八百屋の父親役で志賀廣太郎が不動の安定感。四姉妹の会話シーン笑い生み成功。