2012年9月〜19年10月 新潮社バンチコミックス 14巻で完結の人気作は高校からの女友達４人組、麻里子、リサ、典子、栞を軸に、仕事や恋愛、家族関係の悩み描いて会心。各地人気店の朝食紹介のガイド要素しっかりも、リアリティ抜群のストーリーの見事さ際立つ…

2020年１月11日〜３月28日 テレビ東京野木亜紀子×山下敦弘の連続ドラマが古舘寛治＆滝藤賢一のＷ主演で実現。堅物独身の元予備校講師の兄と軟派で働かない弟の対照性が見事で、レンタル兄弟拠点の喫茶シャバダバの雰囲気最高。看板娘の芳根京子も素敵。

2019年3月19日初版 文響社ピクサー社の元CFOが1995年頃のピクサーの経営実態を綴って興奮の一作。オーナーであるスティーブジョブズとの対話、トイ・ストーリー公開前夜の驚異的な惨状、株式公開に向けた苦闘を財務面から詳述し新鮮。

2019年9月26日初版 角川書店 自分の生い立ち、両親や娘について、個々の作品の成り立ち、ブラジル時代や各国を旅した思い出など掲載誌不明のエッセイもたっぷり転載し充実。18年のアンデルセン賞受賞スピーチも入り童話作家の内実に触れ興奮。

2020年2月19日19:30 OFFOFFシアター 火事で自宅失った父と娘の厳しい現実もコミカルに展開させ見事。客演陣に常連外す試みも面白い女優集めて奏功。娘の働く喫茶店に集うユニークな客はもちろん、オーナー陣も面白い、時間進める能力というネタ楽しい。

2019年10月18日初版 岩波新書 注目シリーズ第三弾は黄金の20世紀前半描くも論文引用多用、ややアカデミック寄りの内容が少し残念。それでも移民政策の変遷、ニューディールの内実などの解説鋭く、終戦後の核の脅威に脅える米国の姿にも納得感。

2020年2月7日 STスポット 額田大志の15年芸大卒業制作のリクリエーションは団地舞台に時間軸シャッフルし執拗な反復使い新鮮。原発事故後、デモや海外逃避組も出る展開よし。「富士見橋」など団地への行き方何度も説明し深澤しほが存在感。

2020年1月30日初版 集英社 芥川賞受賞作は長崎の島にある実家の納屋の草刈る親族を軸に時代ばらばらの寓話差し込み意外な立体感。過去の人ほど方言きつく読みにくい徹底ぶり。漁師の親にカヌー買い与えられた少年の独白は現代風で臨場感抜群。

2020年1月30日19:00 こまばアゴラ劇場 亀島一徳復活の新作は解散間近の劇団巡る群像劇でロロの世界観が全開。宮城の海街のイメージ鮮やかに２つの集団の交錯が効果的。失踪癖ある溜息座の団長役で森本華が奮闘。望月＆篠崎「パクチーぱくぱく」は名場面。

2019年9月20日初版 岩波新書 好評ルポ第2弾も同じオハイオ州などラストベルトの市民の声を丹念に拾って持ち味発揮。帰還兵バスで出会う男たちのヘビーな日常強烈で現在も背負うベトナムの悪夢辛い。保守的なバイブルベルトの考え方も理解進む。

2020年1月15日19:30 STスポット 琵琶湖を舞台に放流され繁殖したブルーギルを軸に能「竹生島」活用した新作は浦田すみれや重実紗果ら若手役者陣も機能し成功。「夜更け」「夜明け」「曇り空」の三場設け、休憩時のシュウマイ販売する試みも楽しい。

2020年１月13日12:45 109シネマズ二子玉川 傑作人気作の続編はエルサの魔法の秘密探る筋立てで細部までこだわった映像美が進化。「ずっとわからないもの」「おとなになったら」など序盤から見事な劇伴連発。アレンデールが背負う暗い歴史に向き合う展開よし。

2020年1月5日21:00 TBS 「篤姫」の主要キャスト再会の特別ドラマは新作落語原案に石井ふく子らしい王道家族劇。義父が婿の部下になる展開面白く、最初の結婚に失敗した娘役の宮崎あおいも健気で癒し抜群。二世帯住宅巡る対立も微笑ましい。

2020年1月4日14:00 アトリエヘリコプター 黒田不在でも３時間超で満腹感。五反田団はアナ雪ネタに西田アナと内田エルサの婚活猛者ぶりに興奮。前田菊川の進次郎夫婦最高。ガチンコファイトクラブで岩井も持ち味発揮。罵声飛び交う場を仕切る今井隆文に感服。