黒田夏子 / abさんご

2013年1月20日初版 文藝春秋
75歳で芥川受賞作は横書き、ひらがな多用し固有名詞使わない実験小説。15の断章で少女の成長描き、変わる親との関係で味わい。併録「毬」など縦書き3編は60年代発表の少女タミエもの連作で昭和ノスタルジー